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ACADEMIC RESEARCH

研究に関するインタビュー

TOP > 研究に関するインタビュー > 構造デザイン研究室 五十嵐 賢次 教授

五十嵐 賢次 教授

建築都市学系構造デザイン研究室

五十嵐 賢次教授

IGARASHI Kenji

構造を形づくる力のつりあいは、理系の知識を駆使して導き出します

研究の内容を教えてください

研究の内容を教えてください。

 建築学の中でも、建物の柱や梁の大きさや間隔を設計することを構造設計といいます。そこではコンクリート、鉄骨、木造など様々な種類の材料が使われているので、構造と材料を併せて研究しています。
身近な例でいうと、ここ数年は震災に備え、避難所となる学校を始め公共施設が率先して耐震診断を行い補強する工事が進められてきましたが、建物の耐震に直接影響するのが構造設計です。公共施設の耐震補強工事は終わりに近づいていますが、民間の建物はこれからということと、建築基準法は大きな地震の後には耐震用に更新されていくことから、ますます社会的に必要とされている分野だと思います。

構造設計の面白さはどのようなところですか?

構造設計の面白さはどのようなところですか?

 建物を建てる時にプランを考える人がいて、それを具体的に図面に落とし込むのが構造です。例えば国立競技場にしても、絵があっても、実際にどうやって作るかを図面に落とし込めて、こういう形で作りましょうと提案できる構造設計者がいないとだめですよね。今は電算プログラムを用いて柱や梁の断面を決めます。一般的な住宅やビルであればそれなりの断面を算出することはできますが、モデル化の適否や用いた算定式の意味を理解していなければなりません。ましてや、誰も作ったことのないものを実現させようとした時には、構造設計者が必要になります。構造を組み立てていく作業の面白さに加え、プランを具体的な形にすることのできる大切な役割を担っているというところも魅力だと思います。

先生の研究室で構造設計を学ぶ良い点はなんですか?

先生の研究室で構造設計を学ぶ良い点はなんですか?

 新潟工科大学は、やる気さえあれば何でも学べる環境にあるので、建築に限らず何かひとつ打ち込める分野を見つけて一生懸命に取り組んでほしいと思っています。この大学の大きな魅力のひとつは新潟県内で就職しやすいところだと思います。私もゼネコンに長く勤めていた経験があるので、8時30分には研究室に入るなど生活リズムを作ることから指導し、実践で使える力を身に付けられるようにしています。また卒業研究の中間発表後、皆で飲みながら研究について論じ合うのですが、何かひとつ終わった後の時間も楽しい研究室です。

卒業後の進路を教えてください。

 県内のゼネコンに就職する学生が多いです。私が実務的なことを教えていることもあって、社会人選抜で編入してきたゼミ生も何人かいます。元々、構造設計は建築でも地味な分野で、学生時代に学んだことが社会に出て初めて「先生は、この事を言っていたのだな」と気づくことも多いはずです。タイミングさえ合えば、社会に出てから大学院に戻ってきてくれるといいと思っています。

受験生の皆さんへ  新潟工科大学は特にそうですが、学んだことがそのまま仕事で使う知識や技術に直結している理系への進学を勧めます。計算や数学が苦手だという高校生の皆さんも多いかもしれませんが、九九を覚えるのと一緒で、同じ問題を繰り返し何回もこなしていれば覚えられないことはありません。将来、就職する際の入社試験や資格試験に出題される内容はしっかり教えます。色々な建物や平面図を見て、構造や空間が気になったら向いていると思います。一緒に勉強してみましょう。
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