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【更新】建築設計コンペで大賞(1位)と優良賞(2位)を受賞

2021/03/03

 令和2年度新潟建築賞設計コンペ(第41回新潟県建築士会競技設計)において、建築コース3年の山崎愛奈さんが全体の1位にあたる大賞を、北澤李緒さんが2位に相当する優良賞を受賞しました。
 ※山崎さんの「崎」は「大」が「立」になります。

 受賞した作品のタイトルは次のとおりです。
 大 賞: 山崎愛奈さん 「海街アレイ-つどい・にぎわい・つながるカフェのある家-」
 優良賞: 北澤李緒さん 「遊びの上に暮らす~T・N・Tシェアハウス~」

 同コンペには、県内で建築を学ぶ学生を中心に36点の応募があり、一次審査を通過した5組が2月20日(土)、オンラインによる二次審査で最終プレゼンテーションを行いました。

 山崎さんは、多くの海水浴客やサーファーが訪れる柏崎市の高浜海水浴場を取り上げ、海に訪れた人とこの街の人がともに“つどい”・“にぎわい”・“つながる” ことができるカフェのある家を提案。建物を支えるボックスの間の空間を路地= 『アレイ』に見立て、そのアレイに誘い込まれるように街と海から人がつどい、交流することを狙いとしました。山崎さんは「模型は細かい部分の作り込みが想像以上に大変だった。4回目のコンペで結果が出てとても嬉しい。審査委員長のレクチャーを聞いて、もっと建築にのめり込みたいという思いが強くなった。次のコンペも頑張りたい」とコメントしました。


山崎愛奈さん

 


 一方、北澤さんは、授業で扱った出雲崎町の妻入り*をシェアハウスとしてバージョンアップ。同町を訪れるサーファーが、ガラス張りで自由に出入りできるシェアハウスにつどい(T)、にぎわう(N)ことで地域住民とつながる(T)ことをコンセプトとし、住宅なのに公園のような空間を作り出したいと考えました。北澤さんは「大賞を狙っていたので悔しい。現在、次のコンペに向け準備している。こうした機会を通して技術を向上させたい」と話していました。
 *妻入り:間口が狭く、奥行きの長い住居。江戸時代に人口密度が高かった出雲崎は、多くの人が居住できるようにこの形を採用。同町には今でも妻入り住宅が数多く残存している。


北澤李緒さん

 

 なお、北澤さんは昨年、第1回IIKENHOUSE学生設計コンペティションで審査員特別賞を受賞しています。関連記事

 詳しくは、公益社団法人 新潟県建築士会のサイトをご覧ください。後日、二次審査の様子がYouTubeで公開される予定です。