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日本原子力研究開発機構 客員研究員 二川 正敏氏に講演をいただきました

2024/12/25

 1218日(水)4限に、産学協同科目である「産業と大学」「産業探究」において、日本原子力研究開発機構客員研究員の二川正敏氏からご講演いただきました。

  同機関は、原子力科学技術に関する総合的な研究と技術開発を通じて、原子力の安全性の向上や、放射性廃棄物処理の技術開発等に取り組む、国立の研究機関です。講師を務めていただいた二川氏は、研究拠点であるJ-PARCセンターの副センター長を務めるほか、水素製造設備、核融合炉、及び高出力核破砕中性子源に関する機器構の健全性に関する研究に従事し、現在は客員研究員として同機関でご活躍されています。

  講演では、「原子科学と産業における現状と将来の課題」と題し、日本における原子力科学技術の現状と、将来に向けた課題についてお話いただき、それらの課題について同機関が先進技術を通じてどのような対応を行っているかについて、事例を交えて紹介をいただきました。

また、本講義で紹介された、「1F事故(福島第一原子力発電所における事故)」、「廃炉技術」、「カーボンニュートラル」、「核変換技術」などにまつわる、専門技術について説明を受けることで、原子科学に関する知識を深め、学生に思考を促す貴重な機会となりました。

  受講した学生からは、「自分の住む柏崎市になぜ原子力発電所があり、エネルギー供給にどのような影響を与えているかといった基本的な理解を深めることができた」「エネルギー問題についてももっと関心を持ち、地球温暖化の緩和に向けて身近な小さなことから少しずつ取り組みたい」といった感想があり、原子科学と産業のつながりを、学生にとって身近な存在として考える、大変有意義な講演となりました。