日本精機株式会社 代表取締役社長 佐藤 浩一氏に講演をいただきました
11月27日(水)4限に、産学協同科目である「産業と大学」「産業探究」において、日本精機株式会社代表取締役社長の佐藤浩一氏からご講演いただきました。
同社は自動車・二輪車の車載計器等の開発、製造で業界トップの実績を持ち、特に二輪車の車載メーターと、ドライバーが視線を前方に向けたまま安全に運転情報を確認することができる、HUD(ヘッドアップディスプレイ)のシェアが世界第1位を誇る、新潟県を代表する企業です。講師を務めていただいた佐藤氏は、技術本部の統括を経て、2020年より同社の代表取締役社長に就任し、現在に至るまでご活躍されています。
講演では、「交通事故のない未来のために~Head Up Display普及への道~」と題し、同社が企業理念としている「安心と感動に満ちた世界と未来をつくること」に基づき、企業がこれまでどのような技術を培ってきたか、また、培った技術力を社会課題の解決に取り組む姿勢、そして製品の提供を通じて、日々の暮らしを安全・快適にするために、これから企業が目指す将来像について、佐藤氏の経験を交えてお話しをいただきました。
また、講演と併せて、本学構内にて同社製品のHUDの体験会、ならびにHUD搭載車両の屋外展示企画も実施しました。学生は実際に車両に搭載されているHUDを体験しながら、製品の構造や機器の動作の様子を実体験することで、ものづくりの技術が自分の身近な生活にどのように応用されているかを直接的に知る、貴重な機会になりました。
受講した学生からは、「最新技術の動向を追い、データ分析を通して学び続ける姿勢を持ち、実践的な問題解決能力を高めることが、将来の社会で求められるスキルだと感じた」「自ら学び続け、知識やスキルを高めることで自分自身の価値を高め、他社に貢献できる幅を広げていきたいと思った」といった感想があり、所属する学系に関わらず、社会の発展のために必要な技術を見つける着眼点や、自分がこれから身に着けるべき能力に気づきを得る、大変有意義な講演となりました。
参考リンク:日本精機株式会社ホームページ
・日本精機株式会社のホームページでも、本学の取り組みを紹介していただきました。詳細はこちら