日 時 5月5日(月・こどもの日) 14時から
場 所 南棟1階 S1大講義室
講 師 株式会社移動ロボット研究所 代表取締役 小栁 栄次 氏
    (元 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター 副所長)
演 題 「災害対応ロボットの開発 ~福島原発対応の軌跡と課題~」
その他 事前の申し込みは不要です。直接会場にお越しください。(無料)
     

●講師プロフィール
  1951年 神奈川県生まれ
   
  2002年 筑波大学大学院博士課程工学研究科知能機能工学科修了 博士(工学)
  2002年 桐蔭横浜大学工学部知能ロボット工学科教授
  2006年 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター 副所長
  2013年 千葉工業大学 退職(株)移動ロボット研究所代表取締役(現在に至る)
   
  1974年4月から2002年3月までの28年間、神奈川県立高等学校教諭。この間全国高等学校ロボット競技大会などで、総理大臣賞:5回、経済産業大臣賞:2回、科学技術庁長官賞など受賞。
  2004年、05年RoboCup世界大会レスキューロボットリーグ2連覇。
  2004年、中越地震では下水管の被害状況調査にロボットを導入、災害対応ロボットの可能性を示す。
   
  2011年3月11日発生した、福島原子力発電所の事故を受け、経済産業省、東京電力の依頼により、福島第一原子力発電所に災害対応ロボットQuinceを派遣し、原子炉建屋内部の調査を実施。原子炉の冷温停止に向けた情報の収集や燃料プール周辺の情報を収集。作業員の被曝低減と廃炉行程の短縮に向け原発対応ロボットを開発した。
     
    福島原発対応では、災害対応ロボットの運用実績に対し以下の賞が授与された。
       2012年第5回ロボット大賞「社会貢献特別賞」
       ロボット学会「2012年度 実用化技術賞」
       日本機械学会賞「2012年度 技術部門賞」
       競賞(レスキューロボット研究者に与えられる特別賞)「2012年度 特別賞・技術貢献賞」
     
    2013年9月から神奈川県さがみロボット産業特区PJに参画、災害対応ロボットの実用化にむけ活動中。