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佐藤 栄一 教授

知能機械・情報通信学系情報機器応用研究室

佐藤 栄一教授

SATO Eiichi

あらゆる分野の根幹を成す、電子回路の知識を徹底追求

研究の内容を教えてください

研究の内容を教えてください。

 皆さんが使っているパソコンには、電子回路が埋め込まれているのはご存知かと思います。私たち情報機器応用研究室では電子回路の知識を学び、生活に密着した分野でより良く活用するための新しいソフトや周辺機器を作っています。具体的には、防災関係、医療福祉機器、自然エネルギーを活用するための装置の研究開発になります。電子機器はあらゆる分野に必要とされ、ソフトとハード両方の知識を身につけることができる研究室です。

企業や自治体との協同開発が多いと聞いています。

企業や自治体との協同開発が多いと聞いています。

 自然エネルギー活用という点では、農業用水路に導水管などの設備を設けず、あまり費用をかけなくても利用できる小型水力発電機の開発を、柏崎市の企業と信州大学と一緒に行っています。場所によって水力の違いがありますから、検証が必要になるのですが、河川法という法律で、電気を作るために河川を使ってはいけないなどの規制があります。費用の面も含めて自治体の協力があって、やっと実験が始められます。今まで、山梨県から始まり、長野県、そして新潟県内でも数カ所行ってきました。自治体の中には装置をそのまま管理し実験を続けて、実際の利用を目指しているところもあります。

 また防災関係では、現在一番実現に近いものとして、柏崎の全家庭に配付する防災ラジオの開発を行っています。電子回路について相談があったところからスタートしたのですが、電波の届きにくい地域を調べたり、高齢者が使いやすいラジオはどういうものかなど機能性を追求し、電子回路に留まらない情報取集にも活動的に取り組んでいます。採用が決まれば、プロジェクトの一端を担ったという誇りと自信になることでしょう。

学生はどのような研究に取り組んでいますか?

学生はどのような研究に取り組んでいますか?

 一例として、地震や津波などの自然災害と合わせて起こる可能性のある原子力災害を想定した、「TiPEEZ」と名付けられた防災システムの開発を行っています。柏崎刈羽地域で震度5以上の地震が発生した場合に、気象庁や原子力発電所からの情報を反映させ、市民が安全に避難できるルートを示す機能があるのですが、限られた情報の中で橋の強度や液状化の発生などを予想する必要があります。土木や建築の分野に関係してきますが、情報工学は、このように様々な分野に関わることが多く、専門以外の知識が求められることも少なくありません。そのような状況でも研究室の学生は、目の前の課題を真摯に受け止めて熱心に取り組んでいます。素直で真面目という印象です。

卒業生はどのような企業に就職していますか?

 サービス業に分類されているソフトウェア業界や、電子回路を作るメーカーなど製造業が多いですね。情報工学は色々な分野から要請があるのが特徴で、県外での活躍も目立っています。学生の頃から大学の外へ出て、見聞を拡げてもらっていることもあり、将来の可能性を拡げることができる研究室だと思います。

受験生の皆さんへ  情報工学の技術的な知識を求めて入学される方が多いと思いますが、実社会に出ると専門以外の勉強しなければならないことがたくさんあるので、広い視野を持ったチャレンジ精神ある学生に期待します。私の研究室では、電気自動車を作りたいので協力してほしいとの要請に応え、1年間、機械系の研究室に出向いた学生もいます。チャレンジ精神あふれる学生で、卒業して就職した後も活躍してくれたおかげで、この研究室の女子学生が同じ企業に就職が決まりました。何にでも興味を持って学んでくれる学生を待っています。
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