光通信を始め、DVDやCDなど我々の身近なところにまで用いられるようになってきた半導体レーザー。その半導体レーザーに何処かで反射した光がある程度戻ると(戻り光)と、「カオス」と呼ばれる一見不規則な振動が生じます。このレーザーカオスは半導体レーザーを安定状態で応用するには厄介な存在で、様々な方法で防ごうとされています。しかし、「複雑な振動」や「予測不可能性」など非常に魅力的な性質も持っているので、是非とも何かに利用したい!当研究室では暗号通信手法(光カオス秘匿通信)をメインテーマに、エネルギー需要予測のためのネットワークを目指した研究など、広く光通信への応用方法を探っています。