デジタルテクノロジという21世紀的インフラに囲まれた暮らしをしている我々は、英語という、グローバル化に伴いこれまた必須のスキルとどのように付き合い、その能力を獲得していけばよいのだろうか。本研究では我々が学習者として、電子辞書、ICレコーダ、スマートフォン、インターネット・SNSといった、新旧のテクノロジを駆使しつつ効率的に英語学習を進める方策を探る。
授業を設計することは、教員の最も大切な役割の一つである。板書がPCによるスライドに切り替わってきているということは、授業づくりそのものも変革を迎えているということでもある。他方で、ICTによらずとも、達人のワザともいえる授業の仕掛けにより、着実に学習者の英語力を伸ばしている教員も存在する。本研究では、優れた英語授業設計ができる「授業の鬼」が、ICTという「金棒」を手にすることにより、よりよい授業者になるためのICT活用方策を探る。