機械システム学系

信頼性デザイン研究室

岡崎 正和教授

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研究概要

航空機用構造体など、信頼性の高い「ものづくり」と「ことづくり」の根幹を支えつつ、SDGsに応える研究をしています。
専門的視点からは、
・材料をつくる:耐熱超合金などの新材料を設計しつくる
・材料を知る:材料の性質,耐久性,壊れ方などを調べ、事故解析に応用する
・材料を生かす:廃熱回収・貯蔵・利用など、一連の研究をSDGsに結びつける

研究内容

・廃熱回収・貯蔵など、境界領域的な工学技術をSDGsに結びつける研究
・耐熱超合金部材など、温度の高い過酷環境下で使用される構造体や材料を、それらの寿命を保証しつつ維持管理し、余寿命を推定する分野の研究
・遮熱コーティングなど、母材の特性を活かしながら新規の機能も付加させる構造体の材料デザインや支援を行う研究
・摩耗や摩擦が絡む超高速回転部材の信頼性確保など、境界領域的な部材・構造体のデザインを行う研究

企業の方へ

航空機用構造体など、信頼性の高い「ものづくり」と「ことづくり」の根幹を支える研究をしています。過去に航空機エンジンメーカー、超合金素材メーカー、エネルギープラントメーカ、SDGs志向産業界との共同研究の実績があります。独自開発した超高温熱疲労試験機も使用可能です。あわせて、講演会や社員研修等も受け付けます。気軽に声をおかけください。

実験装置

廃熱回収・貯蔵システム(自作)

装置概要
産業分野での廃熱エネルギーは年間約 1兆 kWhとも見積もられている一方で、大部分が低温廃熱であるため利用が難しい。本装置は、危険性のない化学的水和反応を介して廃熱エネルギーを空間的かつ時間的に貯蔵できるように自試作した装置で、SGDsの要求に応える有力手法になると考えている
メーカー名
自作設計・製作
用途
廃熱エネルギーを空間的かつ時間的に貯蔵できるように設計開発した装置
仕様・構成
稼働廃熱源温度:約120-150°C,出力:熱エネルギーとして出力、熱効率:60-70%, 熱エネルギーの発生速度:数分以内
廃熱回収・貯蔵システム(自作)

ガスタービン燃焼場模擬熱疲労試験装置

装置概要
再生可能エネルギーが大量導入される時代にあって,これに対応できる負荷変動柔軟性を持つガスタービン発電が注目されている. 本装置は,ガスタービンの必須の部材である遮熱コーティングなどの耐高サイクル熱疲労破損防止に対する基本的知見を得ることを目的として自主設計・開発した装置で、高温での熱疲労設計に役立つ。
装置
油圧疲労試験機を自作改良し、高サイクル熱疲労負荷を再現できるようにした特殊試験装置
用途
産業用ガスタービンの動静翼や遮熱コーティング部材の高サイクル熱疲労負荷を模擬し、寿命を評価できる装置
仕様・構成
燃焼ガス加熱装置(1500°C対応),油圧疲労試験機(50 kN),強制冷却装置からなる
ガスタービン燃焼場模擬熱疲労試験装置(1)
ガスタービン燃焼場模擬熱疲労試験装置(2)
ガスタービン燃焼場模擬熱疲労試験装置(3)

非接触型弾性係数測定装置

装置概要
室温から高温までの金属材料や薄膜の弾性係数を測定できる
メーカー名
日本テクノプラス(株)
用途
耐熱材料、表面改質コーティング層の弾性係数を測定できる装置。
仕様・構成
測定温度範囲:室温から800°C,非接触方式,測定領域:要相談

走査型電子顕微鏡

装置概要
材料の組織、破面などを、電子線を利用し高倍率(〜10,000倍)で観察することができる。
メーカー名
日本電子
用途
材料の高倍率観察
仕様・構成
タングステンフィラメント、観察試料準備用の各種装置も有り

メンバー

教職員

教授
岡崎 正和
秘書
星 千幸

連絡先

信頼性デザイン研究室

TEL: 0257-22-8154    
E-mail: m_okazaki@niit.ac.jp
E-mailアドレスの「@」を半角に置き換えてください。

リンク

研究に関するインタビュー(受験生向け研究紹介)

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