研究概要

世の中の多くの機械は完全自動では働かず、人間が操作します。したがって、機械をよりよく働かせるためには、単純に機械自体の性能を上げるだけではなく、人間が使いやすくなっていることも重要です。そこで課題遂行に際して、人間と機械を一体化させて物事をとらえる視点が「人間-機械系」です。本研究室では「ヒトと機械のやさしい関係」、「ヒトの動きを科学する」という観点から人間や機械の計測と制御を行っています。

研究内容

子どもの身体運動能力訓練・計測システムの開発

「画面上で急に変わる目標に、歩く速さをあわせられるか」を測り反応能力の訓練の効果を調べました。

市街地を走行する車いすの振動評価

市街地の路面には、点字ブロックやさまざまな凹凸があります。車いすが走行する際の振動を計測し。社会環境の定量評価を行いました。

脚の2関節運動シミュレータの開発

「自転車こぎ」のような運動をするときの、脚の動きをコンピュータで分析します。どのような動きをさせると、脚のどの筋の、どれくらいの訓練になるかを、計算します。
※大腿四頭筋＝ももの前側の筋：膝を伸ばす。
　下腿三頭筋＝ふくらはぎの筋：つま先を下げる。

企業の方へ

• 「ヒトを測る」が、研究テーマです。主な計測手段としては、加速度、筋電図（筋肉の電気信号）、心電図、画像になります。関心を持たれましたら、まずはご連絡下さい。
• 「統計処理」に関するセミナーを、お受けします。初心者向け入門編、中級者向け実践編、に対応します。内容・時間・回数について、ご相談下さい。