機械システム学系

メカトロニクス研究室

李 虎奎教授

研究室画像

研究概要

ロボット・メカトロニクス技術が開く医用・福祉工学

機械と電気の融合したメカトロニクス技術を医療・福祉分野に応用する研究を行っています。介助用ロボットの開発やリハビリテーションを科学的に行うための機器開発を行っています。また、移動支援機器の開発や高齢者が日常生活活動による健康維持・増進のためのトレーニング手法の研究などの生体計測に関する研究にも取り組んでいます。

研究内容

社会のために元気な高齢社会を築くためには、年齢とともに衰えていく生体機能を維持し、たとえ衰えても機能を補完することが重要です。本研究室ではこのための、人に役立つ機器開発をめざしています。

研究テーマ

リハビリテーション装置の開発 • マルチ生体計測機器の開発 • 移動支援機器の開発

移動支援機器の開発

高齢者や、心臓・脳血管障害等により運動機能に障がいを持つ人たちの外出を支援し、健康の維持・ 増進を図るため、安全で身体の負担が少ない「足こぎ電動アシスト4輪車」の開発に取り組んでいます。

リハビリテーション装置の開発
マルチ生体計測装置の開発
移動支援機器の開発

企業の方へ

機械工学や電気・電子工学を融合したメカトロニクス技術を産業用ロボットや医用・福祉工学分野に応用する研究及び機器の開発を行っています。過去には産学官連携で以下の様な実績があります。技術相談・講演・共同研究をご希望される場合はご相談ください。

  • 高齢者を対象とした介助用機器の開発
  • パーソナルモビリティ機器の使用評価
  • 上肢運動機能リハビリテーション評価システムの開発
  • 生体計測に関する研究

実験装置

健康モニタリング装置 ASTRIM FIT

装置概要
近赤外分光画像計測法を使用して採血なしでヘモグロビン推定値を測定。具体的には、ヘモグロビン推定値、血管幅、算出したVOI(Venous Oxygenation Index)をLCD部に表示。測定開始から約30秒で測定結果が得られる。携帯可能。
メーカー名
シスメックス株式会社
用途
健康モニタリング装置
仕様・構成
ヘモグロビン測定範囲 5.0 ~ 18.0、周囲温度:10 ~ 40 ℃、相対湿度:30 ~ 85%、相対気圧:70 ~ 106kPa、重量:450g

ハンドル型電動車いすドライビングシミュレータ

装置概要
歩行困難高齢者が運転免許を取得する必要がないことや、介護保険を利用した貸与制度よるハンドル形電動車いすの使用に伴う事故原因の調査を行う装置。
メーカー名
スズキセニアカーET4D
用途
高齢者のハンドル型電動車いすの使用能力評価システム
仕様・構成
"運転者姿勢分析装置搭載、ドライビングレコーダー搭載、交通信号判別機能搭載/dd>

ウェアラブル心拍センサ

装置概要
ウェアラブル心拍センサを用いて心拍数、心拍波形、心拍周期、加速度などを計測する装置。
メーカー名
ウェアラブル心拍センサSDK ユニオンツール株式会社
用途
心拍周期・波形解析
仕様・構成
心拍数(サンプリング心拍周期1ms、心拍波形約7.8ms)、加速度(サンプリング31.25ms)、体温(サンプリング1s)を計測。

メンバー

教職員

教授
李 虎奎

連絡先

メカトロニクス研究室

TEL: 0257-22-8138    
E-mail: lee@niit.ac.jp
E-mailアドレスの「@」を半角に置き換えてください。

リンク

研究に関するインタビュー(受験生向け研究紹介)

Please scroll Page top