理工系学生科学技術論文コンクールで特別賞を受賞
2020/03/05
日刊工業新聞社が主催する「第20回理工学系学生科学技術論文コンクール」で、本学大学院の藤間一希さん(博士前期課程1年)が特別賞を受賞。また、富田和花子さん(同)も入賞となりました。関連記事
「科学技術と日本の将来」のテーマに、全国の国公私立大学、大学院、工業高等専門学校から78件の応募があり、文部科学大臣賞1名、優秀賞2名、特別賞3名、入賞5名の計11名が表彰対象となりました。そのなかで本学から2人が選出されたことは非常に名誉なことであります。
論文の副題は次のとおりです。
特別賞 藤間 一希さん 「子供が大人を災害から守る社会」
入 賞 富田和花子さん 「AI技術との付き合い方」
藤間さん(左)と富田さん
藤間さんは、AI(人工知能)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などの最新技術を取り入れた防災教育を小学校の低学年から行うことにより、将来は(現在とは逆の)子どもが大人を救う社会を実現できると提案。受賞の結果を大学職員から聞いたという藤間さんは「素直にうれしい。これからの社会に合った点が評価されたのでは」と受賞の感想を述べました。
一方、富田さんは、科学技術を一人のユーザーとして、建築業界でどう活用できるかという観点から考察。AIなどの活用によって、人間にしかできないクリエイティブな作業に専念する時間が増えると考えました。富田さんは「コンテストというより授業の一環で取り組んだので、この結果には驚いている」と話していました。
なお、富田さんは先月、公益社団法人 新潟県建築士会が主催した「新潟建築賞設計コンペ」において、現役の技術者を含めた45作品のなかで、2位にあたる優良賞を獲得しています。