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ドローン教育・研究の拠点化について ~企業と包括連携協定に調印

2024/07/26

 本学は7月22日(月)、ドローン事業を展開する株式会社スカイフォトサービス(新潟市)と包括連携協定を締結し、調印式を行いました。


㈱スカイフォトサービス・大滝充司社長(右)と田邊裕治学長

 さまざまな方面で注目を集めているドローンについて、本学ではこれまでも研究、教育を進めてきましたが、この協定締結により、教育、研究、そして産業の発展の3つの面で大きな影響を及ぼす可能性があると考えています。

1. 教育面での影響
・学生に実践的な学習機会を提供し、ドローン技術の操作や応用について直接学べる機会が増える。
・企業との連携により、カリキュラムに業界の最新技術やトレンドを取り入れることができ、教育内容の現代化と質の向上が期待できる。

2. 研究面での影響
・大学の研究者と企業の技術者が協力することで、新しい研究テーマやプロジェクトが生まれ、両者の共同研究によって学術的な発見や技術革新が促進される可能性がある。
・共同研究は、より大規模で影響力のあるプロジェクト資金の獲得につながる可能性が期待できる。

3. 産業面での影響
・地域社会や関連産業との連携強化により、地元経済の活性化に寄与することが期待できる。
・大学が新技術の開発や実用化に貢献することで、企業の競争力強化や新たなビジネスチャンスの創出をサポートすることができる。

 このように、包括連携協定は学術と産業の架け橋となり、相互に有益な成果を生み出すことが期待されます。この協定により、大学が持つ知識と技術が社会に還元され、より広い範囲での利益をもたらすことに繋がると考えています。

 

新潟⼯科⼤学のドローンに関する研究と教育
◇研究について
 (1) 2022 年にNEDO 研究開発委託事業の「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト」に採択されました(大金一二准教授)。本学の研究テーマは「制約環境下におけるドローンの性能評価法の研究開発」で、構内にはドローン性能評価研究試験場を整備し、研究を開始しました。 関連ニュース:施設完成(2023.4.5)  事業採択(2022.8.9)

 (2) 潮流や障害物がある海⾯での⽔上ドローンを無⼈航⾏させる研究、複数のドローン操縦下、通信障害により孤⽴した地域とも通信可能なシステムの構築(沢田健介准教授)

 

◇教育について
 (1) 機械システム学系での授業
 2023年度2 年次後期のコース実験II、ドローンの仕組みを理解し操縦を体験。新たにドローン10 機を購入し、職員2 名が⺠間資格を取得して授業をサポートしています。

 (2) 建築都市学系での授業
 2024年度2 年次の後期コース実験II、ドローン測量の授業を⾏います。
 

 (3) 今後のカリキュラム改編後は、全学で以下のような授業を進めていく予定です。