柏崎刈羽地区は原子力発電所を抱える地域として、エネルギー問題と長く向き合ってきました。特に、地球温暖化対策としてカーボンニュートラルの推進が叫ばれて久しいなかで、これからの時代、何からどのようにしてエネルギーを得ていくのか。この問いは、持続可能な社会を目指すうえで私たち一人ひとりが考えるべき大切なテーマです。

　本セミナーでは、原子科学により水素を創製するシステム開発を当初より担ってきた科学者を講師としてお招きし、お話をお聞きします。エネルギー科学の基礎や関連する科学史にも触れながら、科学的・工学的な視点から水素創製の原理・仕組みを知ることで、先の問いについて考える機会になればと思います。特に、未来を担う若い世代の皆さんに、科学的探究心を育てながらエネルギーの在り方をともに考えていただきたいと願っています。身近な話題から出発し、皆で学び合える場にしたいと思いますので、是非お気軽ご参加ください。

１．日　時：令和7年8月9日(土) 　15：30～17：00
２．会　場：新潟工科大学　講義室3（住所：柏崎市藤橋1719番地／TEL：0257-22-8110）
３．対　象：大学生、高校生、一般市民　等 
４．演　題・講　師：　「原子科学と水素」　
　　　　　　　　　　　元 日本原子力研究開発機構 研究主席   稲垣　嘉之　氏
　　　　　　　　　　　※講演終了後にフリーディスカッションの機会を設けます。
５．申込先：専用フォームからお申込みください。
６．お問合せ先： 新潟工科大学 地域安全・安心研究センター（TEL：0257-22-8110）