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田尻小×新潟工科大コラボ~大学生が教える防災教室~開催しました

活動実績

 建築都市学系の4年生がこのほど、柏崎市立田尻小学校の4年生75名を対象に「田尻小コラボ~大学生が教える防災教室~」を開催しました。これは「新潟工科大学・東京電力 地域防災力向上プロジェクト」の活動に関わった学生が、学んだ防災の知識や経験を小学生にもわかりやすく、楽しく伝えることを目的として実施したもので、学生たちは授業内容について同小学校の先生方との協議を重ね、本番を迎えました。

 当日は2つの会場に分かれ、双方が体験型のプログラムを用意しました。
【多目的ホール】
 3つのテーマを中心にクイズや講話を聴きながら、グループワーク形式で授業が行われました。
・「防災バッグ」の授業では、児童たちがグループごとに話し合いながら、災害時に必要なもの・そうでないものを考えるワークに取り組みました。
・「防災食」の授業では、防災食カレーを試食し、避難所でも簡単に作れて美味しく食べられる食事があることを体験しました。
・「携帯トイレ」の授業では、水が使えない状況でも処理が簡単にできる仕組みを紹介し、実際に模擬排泄物を用いて、どのように固まるかを目で見て学ぶことで、災害時のトイレ事情について理解を深めました。

【体育館】
 避難生活に関連する実物体験を中心に授業が行われました。
・「マンホールトイレ」の紹介では、災害時に実際に使われるトイレの仕組みや設置方法を見学し、児童たちはその大きさや構造に驚きながらも、非常時の現実を真剣に受け止めていました。
・「段ボールベッド」の授業では、実際に児童たちがベッドの組み立てに挑戦し、その上に寝転んで寝心地を確かめることで、避難所での生活をより身近に感じる貴重な体験となりました。

 今回の防災教室を通じて、児童たちは終始楽しみながらも、徐々に真剣に防災について話し合う様子が印象的でした。
 このような貴重な機会をいただき、また実施にあたり多大なるご協力を賜りました田尻小学校の先生方、そして真摯に取り組んでくれた児童の皆さんに、心より感謝申し上げます。この日の学習が、災害時の日常の備えや緊急時の参考になれば幸いです。