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地元小学生が地震について学びました

活動実績

 柏崎市立比角小学校の5年生児童(在籍:72名)が、5月27、28日の2日に分かれて本学を訪れ、地震などの防災について体験を交えながら学びました。

 両日とも、建築都市学系・地域安全安心研究センターの涌井将貴准教授が講師として、始めに地震の発生状況などについて全体説明が行われた後、「地震への備え」について、児童がその時点で知っていることを書き出し、グループで話し合いました。

 続いて、2班に分かれて座学と体験学習を行いました。一方の班は、地域安全安心研究センターで建築振動研究室の学生のサポートにより、3次元振動台で中越沖地震と中越地震を再現した揺れを体験し、振動台が揺れ始めると、子どもたちは驚きの声を上げていました。もう一方の班は座学として、涌井准教授の研究室が3次元振動台を使用して制作した「地震時の教室内での机や椅子の動き」を映した動画を視聴し、地震時の身の守り方について説明を受けました。さらに、全国および柏崎市内に設置された地震計による観測状況の説明を受け、昨年の能登半島地震による上越市沿岸部の津波被害や柏崎市内での液状化現象とハザードマップとの関係についても学びました。

 座学と体験学習の後、子どもたちは再度「地震への備え」について個々に考えをまとめ、グループで意見を交換しました。座学や体験を通じて、より具体的で実践的な備えについての意見が多く出されました。

 「ここで地震が起きたらどうするか」と普段から少し考えておくことで、自分の身を守る行動ができることを学びました。この日の学習が、日常生活や緊急時の参考になれば幸いです。