食品・環境化学系

食品機能解析学研究室

久保田 真敏准教授

研究室画像

研究概要

食品がヒトの健康に与える影響を研究し、健康寿命の延伸に寄与する食品開発に貢献します。
食品には大きく分けて以下の3つの機能があると考えられています。

〇一次機能(栄養機能)
〇二次機能(感覚機能)
〇三次機能(生体調節機能)

我々の研究室はこの中でも特定保健用食品や機能性表示食品の対象となっている食品の三次機能に注目して研究を行っています。

研究内容

食品タンパク質の健康機能を発見し、その作用機序を解明する研究を行っています。

①米タンパク質の健康機能
胚乳→白米タンパク質の健康機能
    〇コレステロール低下作用
    〇糖尿病および合併症に対する効果
    〇アレルギーに対する有効性など
糖→米糠タンパク質の健康機能
    〇コレステロール低下作用
    〇糖尿病および合併症に対
    〇する効果
    〇抗肥満作用など

玄米の構造

②クロレラタンパク質の健康機能
クロレラは微細藻類の一種であり、約60%はタンパク質からできています。しかしこのタンパク質の作用については、ほとんど分かっていません。 クロレラタンパク質の新しい健康機能を発見する研究を行っています。

クロレラ

企業の方へ

機能性食品研究において、動物実験を中心とした機能性の評価を行っています。プレートリーダーをはじめとした比色定量システムや、電気泳動システムを保有しており、ELISA解析やタンパの評価などを行うことが可能です。機能性食品研究では米タンパク質など食品タンパク質を中心に研究を重ねており、米タンパク質がコレステロール低下作用、糖尿病や合併症に対する有効性を有していることを発見しています。機能性食品研究でお困りの際は、お気軽にご相談下さい。

実験装置

マイクロプレートリーダー(MTP-310)

装置概要
ウェルプレートを利用した比色定量が可能であり、タンパク質やミネラルなどの栄養素、さまざまな物質の精密な定量が可能となっている。
メーカー名
コロナ
用途
比色定量、ELISA解析
仕様・構成

吸光光度計(U-5100)

装置概要
紫外から可視光まで幅広い波長での吸光度の測定が可能であり、さまざまな化合物の精密な定量が可能となっている。
メーカー名
HITACHI
用途
比色定量
仕様・構成
1 nmごとに波長を変動させることができ、目的の化合物の定量に適した波長で比色定量が可能である。

メンバー

教職員

准教授
久保田 真敏

連絡先

食品機能解析学研究室

TEL: 0257-22-8108    
E-mail:m.kubota@niit.ac.jp
E-mailアドレスの「@」を半角に置き換えてください。

リンク

研究に関するインタビュー(受験生向け研究紹介)

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