食品・環境化学系

食品資源工学研究室

仁平 高則准教授

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研究概要

我々人類は,地球上に存在するバイオマス資源を利用して文明を発展させてきました。しかし,技術的,コスト的に利用することができていない資源も数多く存在しています。持続的な発展を実現するために,現在未利用および廃棄されている糖質資源を付加価値の高い食品・化粧品・医薬品素材に変換する技術の開発を目指しています。

研究内容

微生物酵素を利用した未利用糖質資源の高付加価値化技術の開発

(1)糖質関連酵素の探索および機能解析
・ゲノム情報を活用した新規糖質関連酵素の探索
・酵素学的・反応速度論的な機能解析
・X線結晶構造解析による酵素の立体構造の解明

(2)機能性糖質の生産および機能解析
・各種酵素反応を組み合わせ,効率的に目的糖質を生産する方法の開発
・生産した糖質が示す機能特性の解明

企業の方へ

微生物酵素を利用した未利用糖質資源の高付加価値化に取り組んでいます。生産に適した糖質関連酵素の探索や機能解析,酵素反応などによる各種糖質(オリゴ糖,多糖,配糖体など)の生産が可能ですので,技術相談,試料提供,共同研究等をご希望される場合はご相談ください。

実験装置

AKTA purifier 10

装置概要
タンパク質精製・分取用液体クロマトグラフィーシステム。イオン交換,ゲルろ過などの各種カラムを用いて,迅速にタンパク質を精製可能。
メーカー名
cytiva社
用途
タンパク質の精製
仕様・構成
(1)P-900:ポンプ
(2)UPC-900:紫外吸光度,電気伝導度およびpHモニター

マルチラベルプレートリーダー(2030 ARVO X3)

装置概要
発光・蛍光強度・吸光度(紫外・可視)などの測定が可能なプレートリーダー。標準的な96ウェルプレートに加え,培養用プレート(6・12・24ウェル)やスクリーニング用プレート(384・1536ウェル)まで対応。
メーカー名
PerkinElmer社
用途
食品成分等の定量,酵素反応測定
仕様・構成
(1)本体 2030 ARVO X3
(2)データ解析ソフトウェアWorkOut Plus

超微量分光光度計(NanoDrop ND-1000)

装置概要
1~2 µLのサンプル量のDNA,RNA,タンパク質などを数秒で正確に定量可能な超微量分光光度計。フルスペクトル(220~750 nm)測定可能。
メーカー名
Thermo Scientific社
用途
紫外・可視吸光度を利用した微量サンプルの定量
仕様・構成
(1)本体 NanoDrop ND-1000
(2)NanoDrop 1000ソフトウェア

メンバー

教職員

准教授
仁平 高則

連絡先

食品資源工学研究室

TEL: 0257-22-8163    
E-mail:tnihira@niit.ac.jp
E-mailアドレスの「@」を半角に置き換えてください。

リンク

研究に関するインタビュー(受験生向け研究紹介)

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