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2024年度ベストティーチャー賞

活動実績

 新潟工科大学では、「学生による授業評価アンケート」結果等をもとに、質の高い授業を提供してきた教員に「ベストティーチャー賞」を授与し、表彰しています。
 2024年度は、3名の教員が受賞しました。

■専門科目(2名)

樋口 秀 教授(建築都市学系) ※過去5回受賞あり
担当授業科目:防災まちづくり、建築図法ほか

樋口 秀 教授

(受賞コメント)
 2024年度は、前期に「防災まちづくり」を3年生20名に、後期は「都市計画」を2年生37名「建築図法」を1年生53名に講義しました。
 防災まちづくりでは毎回の課題について講義時間内での発表を実施しました。感想では全員で発表すること、自分で考えることの重要性に対する好意的なコメントが目立ちました。後期の「都市計画」の講義は課題の適切性に加えて、テキストの音読に対する評価が高かったです。
 1年生の「建築図法」は多数の受講者がいましたが、TAの3名が細かな指導サポートを実施してくれました。毎回の課題は講義外の作業時間を要するものが多かった半面、完成した際の達成感が高かったようです。全体としての作品のクオリティは極めて高かったです。今回の受賞を励みに、学生諸君と一緒になってさらに良い授業ができるように努めていきたいと思います。ありがとうございました。


中村 誠 教授(電子情報学系)
担当授業科目:オートマトンと形式言語、データサイエンスほか

中村 誠 教授

(受賞コメント)
 私は大学の学部時代、授業が本当に退屈で、居眠りばかりしていました。教員となった今は、当時の自分のような学生を少しでも起こせるよう、工夫を重ねながら授業づくりに取り組んでいます。
 知能情報通信コースで「情報理論」や「人工知能基礎」などを担当しており、学生が退屈しないよう、毎回ちょっとした演習課題を出したり、順番に指名して答えてもらったりしています。学生時代の自分からすれば「なんて迷惑な授業だ」と思うような内容ですが、授業評価アンケートでは、「緊張感が持てて良い」「復習になって理解が深まった」と、なぜか好評です。
 居眠りしていた分、教え方も手探りでしたが、一から学び直したことが、かえって学生の視点を持ち続けることにつながったのかもしれません。今回の受賞を励みに、これからも学生とともに学び、成長できる授業を目指してまいります。

■学科共通科目(1名)

須貝 文弘 准教授(基礎教育・教養系)  ※過去5回受賞あり
担当授業科目:Comprehensive English Ⅰ・Ⅱほか

須貝 文弘 准教授

(受賞コメント)
 令和6年度は主にComprehensive English I/IIの中級クラスを担当させていただきました。授業開きからの自分のスローガンは、「Academic Honesty/Integrity (学問的誠実さ)を大切にしてもらう」、そして「とにかく勉強してもらう」の2点でした。学生のみなさんがこれらの重点項目をしっかり守ってくれたことに感謝しています。
 教材は新潟県内のものづくり企業や起業家、現役エンジニアの物語でした。先達の激動の人生や職業人の心構えに対する、学生のみなさんの様々な反応が、教材執筆において大きな励みとなりました。令和7年4月には本学オリジナル英語教科書中級編・上級編の2冊が製品版として完成しました。これらを軸に、新潟工科大学らしい英語の学びをさらにアップデートできるよう、今後も精進してまいります。