受験生の方へ

学部・大学院 食品・
環境化学コース

コース紹介動画

  • “持続可能なものづくり”の技術

    私たちが暮らす地球では、資源・エネルギー、地球温暖化、水・食糧、人口問題などの長期的課題が深刻化しています。これらの課題の解決を目指し、持続可能な社会の実現に向けで”化学”や”生物学”による技術革新への期待が高まっています。食品・環境化学コースでは、化学や生物学を基盤に、材料・環境・バイオ・食品などについて学び、予測不可能な時代に対応できる柔軟性を養い、環境への負荷を最小限にした”持続可能なものづくり”の技術を身に付けます。

    #環境負荷低減 #省資源・省エネルギー #新素材・材料 #機能性食品 #食の安全

学びの特徴

  • 食品化学「食品の成分」の授業で、食品の1次機能に関連する食品成分の化学的な特徴を学ぶ。

  • 食品化学「食品成分の変化」の授業で、加工や貯蔵時における食品成分の化学的な変化を学ぶ。

  • 環境材料化学「光触媒」の授業で、環境負荷低減に貢献する環境材料の化学的な応用を学ぶ。

ピックアップ
カリキュラム

  • 発酵食品学

    納豆、漬物、みそ、しょうゆ、鰹節、酒のような日本の伝統的な食品や飲料、パン、ヨ ーグルト、キムチ、ワイン、ビール等海外で生まれたもの、これらは、いずれも発酵によって加工されたものです。近年ではアミノ酸や抗生物質等も発酵によって作られているものもあります。発酵食品学では、発酵の原理・特徴について学びます。

  • 環境化学

    PETボトルやレジ袋など、プラスチック(高分子)材料は私たちの日常生活の中で最も身近に存在しますが、近年では、環境保全を目標に使用量削減が重要な課題となっています。そこで、環境にやさしいとされる「生分解性高分子」を取り上げ、その性質・特徴と化学構造、成形加工法を学びます。さらに、その原料物質と地球温暖化防止技術との関連性についても理解を深めます。

  • 食品機能学

    食品には、おいしさと共に身体のはたらきを整える作用が知られています。従来は単に何となく身体によい食品と言われていたものが、近年、科学的にその作用が認められるようになってきました。こうしたいわゆる「機能性食品」について、体系的に学びます。

4年間の学び(専門科目)

共通科目

1年次
工学共通科目 技術社会の基礎
工学概論/電気工学基礎/地球環境とエネルギー/くらしの科学技術/ユニバーサルデザイン/ロボティクス概論
工学共通科目 コンピュータの利活用
コンピュータリテラシ/コンピュータプログラミング基礎
工学基礎総合・実験科目
工学基礎ゼミI・Ⅱ/工学基礎実験Ⅰ・Ⅱ

2年次
工学共通科目 技術社会の基礎
技術英語/地域防災工学/身体の機能や構造の計測と解析
工学共通科目 コンピュータの利活用
入門CAD/IotとAIの基礎
技術者教養科目
イノベーターとビジネス構築力/技術者倫理

3年次
工学共通科目 技術社会の基礎
品質管理
工学共通科目 コンピュータの利活用
データサイエンス
技術者教養科目
知的財産法/ものづくりのための経営・戦略の基礎

※カリキュラムは変更になる場合があります。

コース専門科目

2年次
化学の基礎
物理化学/有機化学/無機化学/分析化学
工学のための化学
化学工学Ⅰ・Ⅱ
食品と生物学の基礎
生化学/微生物学/分子生物学/食品化学
コース総合・実験科目
食品・環境化学コースゼミⅠ・Ⅱ/食品・環境化学コース実験Ⅰ・Ⅱ

3年次
材料・環境
高分子化学/環境材料化学/機器分析化学/環境化学/反応工学/高分子材料化学
バイオ・食品
食品加工学/栄養学/食品工学/発酵食品学/食品機能学/食品安全学
コース総合・実験科目
食品・環境化学コースゼミⅢ・Ⅳ/食品・環境化学コース実験Ⅲ・Ⅳ

4年次
コース総合・実験科目
食品・環境化学コースゼミⅤ・Ⅵ/卒業研究

※カリキュラムは変更になる場合があります。

学生メッセージ

  • 身体に良い食品成分を
    効率的に作り出す研究

    釣 心華さん工学科 食品工学コース 4年
    食品資源工学研究室(高岡西高等学校出身)

    私は人の身体に良い食品成分について興味があり、その性質や製造方法について詳しく学びたいと考え、本コースを選択しました。これからはバクテリアやカビなどの微生物がもつ酵素を使って、オリゴ糖など人の身体によい影響を与える食品成分を効率的につくりだす方法の開発に取り組みます。卒業後は食品系企業に就職し、活躍したいと考えています。研究室の先生はとても優しく、学生が企画したイベントに快く協力してくれますし、やりたいことにチャレンジできる環境で楽しく過ごせています。

教員メッセージ

  • 仁平 高則 准教授
  • 好きなことを認識するため、さまざまな経験をしてください。

    仁平 高則 准教授 食品資源工学研究室

    未利用資源を微生物酵素の力で有用物質に変換するための、酵素の探索や分析、生産システムの構築を行なっています。研究テーマに対し興味を持って継続的に探求する学生を求めています。大学では、さまざまな分野の専門性を深められるため、現在興味のない分野にも興味を持つかもしれません。そのためにさまざまな経験をしてほしいです。それが自分の周りや社会全体に視野を広げることにつながリ、柔軟性や責任感のある社会人への一歩となります。

資格

  • 取得できるもの

    1. 高等学校教諭一種免許状(工業) ※教職課程履修者
  • 取得を支援するもの

    1. 甲種危険物取扱者
    2. 環境計量士(濃度関係)
    3. 公害防止管理者
    4. 食品安全検定
    5. バイオ技術者認定試験
    6. 品質管理検定
    7. 毒物劇物取扱責任者
    8. 環境社会検定試験
    9. 環境エキスパート検定試験
    10. 3R・低炭素社会検定

就職実績

  • 新潟工科大学を卒業後、
    先輩たちはさまざまな分野で活躍しています。

    主な卒業後の進路

    食品系、化学系企業の製造技術者、各種メーカーの環境関連に従事する技術者 など