Large wind tunnel
大型境界層風洞の紹介
大型境界層風洞とは
本風洞は、建築物等の模型に実際の市街地に吹く風を模擬した風をあて、建築物周辺の風の流れや強さ、作用する風圧力などを測定するための装置です。
1.8m(幅)×1.8m(高さ)×13.0m(長さ)という大きな測定部を持ち、これは建築用としては国内でも最大級の規模を持つ風洞です。この大きな測定部によって、より正確で詳細な測定が可能となります。最高風速は約25m/sです。
CLICK to ZOOM
風洞実験室外観
風洞測定部内部
風洞用大型送風機
風環境実験用模型
大型境界層風洞 仕様
風洞本体
形式 | 回流式 |
---|---|
測定部断面 | 1.8m×1.8m |
測定胴長さ | 16m(ターンテーブル中心まで13m) |
送風機
形式 | 両吸込型ワイドファン |
---|---|
流量 | 5,832 ㎥/min |
全圧 | 60mmAq |
電動機
形式 | 閉鎖他力通風式 |
---|---|
出力 | 132kW |
基底回転数 | 1150rpm |
主な計測機器
- PIV(粒子イメージ流速計測)システム(2D, 3D)
- 高応答性濃度計
- 熱線風速計
- 多点風圧計
- 多点サーミスタ風速計
- 微差圧計