特任研究員に張鑫さんをお迎えしました

4月10日より、当センターに新たな特任研究員として、張 鑫さん（ちょう きん／ZHANG, Xin）をお迎えしました。

張 鑫さんは中国 河南省鄭州市の出身で、来月36回目の誕生日を迎えます。日本での滞在経験も長く、日本語も流暢な張さんにお話しを聞きました。

－－－日本に来たきっかけは？
張 鑫さん　子どもの頃に見た日本のマンガやアニメに興味がありました。特に、NARUTOや名探偵コナンが好きでした。それで中国で2年間、日本語を勉強しました。

－－－日本にはいつから？
張 鑫さん　高校卒業後、2009年に来日しました。福岡の日本語学校を経て佐賀大学に入学し、都市工学を専攻していました。

－－－その後は？
張 鑫さん　2022年12月まで、カナダ・ケベック州にある大学院で研究し、博士号を取得しました。

－－－日本に戻ってきたきっかけは？
張 鑫さん　昨年7月にカナダのモントリオールで行われた国際会議 (COBEE 2022／第5回建物のエネルギーと環境に関する国際会議）で富永先生の発表を聴き、日本で研究できないかと相談したところ、当センターで研究員を募集していると紹介してくれました。日本が好きだったので、即決でした。関連記事

－－－これまでどんな研究をしてきましたか？
張 鑫さん　専門は防火工学で、建物に設置された太陽光発電で火災が起きた場合の煙の流れについて研究を行ってきました。

－－－その研究をどのように発展させますか？
張 鑫さん　太陽光発電の普及とともに、発電機から発火する火災が増えています。火災時の家屋への延焼を食い止めるのと、煙の侵入を抑えて被害を少なくすることです。ほかにも、スプリンクラー、防火扉の設置とデザインについて研究したいです。

－－－煙の流れを調べる上で風洞実験装置は有効ですね。
張 鑫さん　カナダの大学院にも風洞実験施設はありましたが、本学の方が大きくて、実際に近い風を再現できると期待しています。

－－－柏崎での生活は？
張 鑫さん　人がたくさんいる大都市は苦手なのでちょうどよいです。まだ来たばかりで大学とアパートの往復だけなので、これからいろいろ見てみたいと思います。柏崎は海が近いので、海水浴は楽しみです。

－－－食事の面は？
張 鑫さん　日本は食べ物が美味しすぎます（笑）。なかでもラーメンや唐揚げ、カツが好きで、すでに2kg太ってしまいました。（九州に長くいたので）豚骨ラーメンが少ないのは残念ですが･･･

－－－最後に、みなさんにメッセージをお願いします。
張 鑫さん　防火工学を専門にしている人は少ないので、興味のある方は連絡をお待ちしています。新潟工科大学ではがんばって研究します！