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屋根雪に関する研究成果が掲載されました
当センターで実施した屋根雪に関する研究成果が、専門家の審査を経て、日本建築学会技術報告集に掲載されました。
屋根雪処理は雪国の建築物を設計する上で避けては通れない重大な問題です。毎年、屋根雪処理中に多くの死傷者が出ており、社会的な課題でもあります。本研究は、当センターの富永禎秀センター長、同運営委員である五十嵐賢次准教授、涌井将貴講師と、長岡市にある防災科学技術研究所 雪氷防災研究センターとの共同研究として、同センター露場に実物の1/3程度の住宅を模擬した建物モデルを設置し、屋根雪に係わる様々な観測データを収集しています。
本論文は、その開発過程と初年度データの分析例を示したものです。大雪であった今冬期も計測を継続しており、今後、豪雪地域の屋根雪重量の予測モデル構築や積雪に配慮した建築設計のための基礎データとしての活用が期待されます。
富永禎秀, 五十嵐賢次, 涌井将貴, 本吉弘岐, 高田清太郎, 2021. 屋根雪荷重推定モデルの検証用データ取得を目的とした準実大建物モデルの開発, 日本建築学会技術報告集, 第27巻, 第65号, 114-118
https://doi.org/10.3130/aijt.27.114
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