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国際ジャーナルに論文が掲載されました
当センターで実施した研究成果が、専門家の審査を経て、国際ジャーナルに掲載されました。
本論文は、風洞実験とコンピュータ解析を組み合わせ、建物などの単純な形状の障害物の周囲で砂の表面がどのように削られたり堆積したりするかを詳しく調べたものです。実験では高解像度の写真計測技術を用いて砂面の細かな変化を三次元的に記録し、形状や大きさ、風向の違いによる浸食・堆積の特徴を明らかにしました。また、数値流体解析(CFD)で得られた風の流れやせん断応力と砂の変形を比較することで、両者の関係を整理しました。その結果、防砂対策や環境保全に役立つ砂の堆積・侵食予測ツールの開発に資する貴重な知見・データが得られました。著者の一人である秋山陸さんは、2023年度の本学卒業生で、卒業研究としてこの実験に取り組みました。
Tominaga, Y., Jiang, Z., Akiyama, R., Zhang, X., 2025, Investigation of sand surface deformation around simplified obstacles: Wind tunnel experiment with high-resolution photogrammetry and CFD, Journal of Wind Engineering & Industrial Aerodynamics, vol. 266, 106216