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富永センター長が台湾で開催された国際風工学シンポジウムで講演を行いました
富永禎秀センター長が11月15, 16日に、台湾・新北市の淡江大学(Tam Kang University)で開催された、International Wind Engineering Symposium (IWES 2024:国際風工学シンポジウム)で招待講演を行いました。
このシンポジウムは、淡江大学の風工学研究センターと同大学土木工学科の主催、台湾の教育省、内務省建築研究所、台湾風工学会の諮問によって開催されました。富永センター長は、Invited Overseas Speakersとして招待された8人のうちの1人として講演を行いました。他に台湾の若手研究者4名が講演を行いました。
富永センター長の講演は 「How can CFD simulations and wind tunnel tests be used together in wind engineering?」と題して行われました。この講演では、風工学におけるCFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)シミュレーションと風洞試験の連携の現状と課題について概説されました。連携の形態としては、(1)CFD結果の検証のための風洞試験結果の利用、(2)CFDモデルのアップグレードと改良のための風洞試験結果の利用、(3)それぞれの手法で異なるスケールと解像度の相補的な利用、(4)より効率的で高度な風洞試験の開発のためのCFD結果の利用、の4つのアプローチが考えられ、それぞれの手法の特徴を理解し、補完的に利用することが重要であることが指摘されました。
シンポジウムには台湾で風工学を学ぶ学生を中心に約80名が参加し、熱心に質問したり、海外の研究者と交流するなどしました。