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中学生19人に風の科学をレクチャーしました
令和6年度「N-Step新潟」チャレンジングステージの受講生19人が9月8日(日)、風・流体工学研究センターを訪れました。
N-Step新潟(「自然と人を愛し、共生を実現する未来の科学人材育成プログラム新潟」の略称)は、新潟大学が実施機関となり、県内の大学や研究機関と連携しながら運営しているもので、参加した中学生が、理学・数学の基礎分野の学力を身に付け、自然と人あるいは自然と社会の課題に自然と興味を持ち、深く考えることができるようになることを目的としています。本学は、前身の事業である「新潟ジュニアドクター育成塾」に引き続いて、講座の一部を担当しています。
この日は「自然と人講座」のテーマの一つとして、「風の科学」と題し、富永禎秀センター長が講師を務めました。
午前中の講義1では「風が吹く仕組みと我々の生活との係わり」のテーマで、風はどうして吹くのでしょうか?という疑問から出発して、風によって起こる身の回りの現象や問題についての理解を深めました。その後、国内最大級の風洞実験室に移動し、普段は見ることのできない地下の大型送風機を間近で見たり、風速10m/sを体験したりしました。
午後の講義2では「新型ウイルス対策にも役立つ室内の風の流れのシミュレーション」のテーマで、窓の配置によって換気の性状がどのような変わるかを煙とレーザー光を使った可視化風洞実験によって学びました。
生徒たちは、風洞内の強風に歓声を上げながら、風の力や不思議について、実験を体験しながら楽しく学びました。