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卓球ボールの飛行中における回転数の変化と空力特性

Research Topics

研究トピックス

卓球ボールの飛行中における回転数の変化と空力特性

上島 慶 准教授>

上島 慶 准教授KAMIJIMA Kei

卓球は、ボールが小さく軽量で、ラリーが非常にスピーディーな競技であるため、肉眼でボールがどの方向にどのくらい回転しているかを観察することが難しい競技です。そのため、指導者や選手は、ミスショットの原因を正確に把握できないまま、これまでの経験や主観的な分析によって競技を行なっているのが現状です。また、ボールの軌道変化は、使用するボールの材質や卓球台上でのバウンド、受ける空気抵抗によっても異なるため、これらの影響も考慮してボールの軌道を予測することが正確なショットに繋がると考えられます。

野球やサッカー、バレーボールなどでは、飛翔中にボールが曲がったり、落ちたり、揺れたりする現象を風洞実験と数値シミュレーションによって解明する研究が行われています。

卓球においても、ボールを取り巻く空力特性を明らかにし、ボールの回転や材質に応じて、ボールの軌道がどのように飛来するかを予測することができれば、卓球指導や競技力向上に貢献できるものと考えられます。そこで、本研究では、1分間に8000回転までボールの回転を制御できる自作装置と風洞実験を用いて、ボールに加わる抗力や揚力、横力などを計測し、計測で得られた数値からボールの軌道変化をシミュレーションするという取り組みを行なっています。(現段階では、風洞の中でボールに加わる力を計測するための装置の改良を行なっています。)

 

共同研究者:牛山幸彦教授(新潟大学人文社会科学系)
https://www.gens.niigata-u.ac.jp/academic_search/牛山%E3%80%80幸彦

上島 慶 准教授プロフィールKAMIJIMA Kei

上島 慶 准教授>

新潟大学卒業/新潟大学大学院修士・博士課程修了/専門はスポーツ科学/新潟大学学友会表彰受賞(2009年)

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