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風によって屋根に積雪する偏分布荷重の計測

Research Topics

研究トピックス

風によって屋根に積雪する偏分布荷重の計測

五十嵐 賢次 教授>

五十嵐 賢次 教授IGARASHI Kenji

富永 禎秀 教授

富永 禎秀 教授TOMINAGA Yoshihide

涌井 将貴 准教授

涌井 将貴 准教授WAKUI Masaki

本研究は屋根の積雪量を計測して数年分収集し、同時に観測される気象データ(気温、風速、降雨量等)から屋根の積雪重量を推計することを目的としています。これにより雪降ろしの判断が容易にでき、それに伴う事故を抑えることが可能となります。

多雪地域である新潟県では、建築物の構造設計時に積雪荷重を考慮する必要があります。市町村ごとに条例によって定められた積雪量はありますが、降雪時に風があるとそれに影響されて屋根には均等に積雪しません。実際の観測では風上よりも風下で積雪量が多くなっていますが、具体的な数値として捉えられていません。

長岡市にある防災科学技術研究所雪氷防災研究センターに、観測モデル用の屋根試験体を設置しました。試験体は1.84m×3.64mの大きさで3/10勾配の切妻屋根です。小屋部分と屋根部分は縁を切り、荷重計によって屋根に積雪した雪荷重を計測します。また屋根面にも土圧計を幾つか設置してその部分の積雪圧を計測することで、風の影響を考慮した積雪偏分布が把握できます。同時に屋根試験体には軒に雨樋を設けて、融雪水量も計測しており、これら一連の変動を把握することを目指しています。

 

連携機関:(国)防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター

 

五十嵐 賢次 教授プロフィールIGARASHI Kenji

五十嵐 賢次 教授>

日本大学卒業/日本大学大学院修士・博士課程修了/専門は建築構造学、建築材料学

富永 禎秀 教授プロフィールTOMINAGA Yoshihide

富永 禎秀 教授>

新潟大学卒業/東京大学大学院修士・博士課程修了/専門は建築・都市環境工学、風工学、雪工学/共著に「建築物荷重指針を活かす設計資料1」「雪と建築」「市街地風環境予測のための流体数値解析ガイドブック」ほか/日本建築学会賞(論文)(2017年)、日本風工学会ベストペーパー賞(2012, 2014年)、Building and Environment Best Paper Award(2010年)、日本雪工学会学術賞(2009年)

涌井 将貴 准教授プロフィールWAKUI Masaki

涌井 将貴 准教授>

東京理科大学卒業/東京大学大学院修士・博士課程修了/専門は建築鋼構造、構造ヘルスモニタリング/2013年度日本建築学会関東支部研究発表会 若手優秀研究報告賞(2014年)、鋼構造シンポジウム 優秀発表賞(2015年)

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