地域産学交流センターニュース

| 2012年02月07日

  本学地域産学交流センターでは、去る1月26日(木)に新潟工科大学産学交流会の柏崎地域の会員企業との懇談会を開催しました。この懇談会は、各地区において少人数で、大学と会員企業との情報交換や会員相互の交流促進を図ることを目的に毎年開催しており、当日は16社の会員企業(20名)から参加をいただきました。
  大学側からは、医療分野と工学分野の連携や原子力・耐震構造研究センターを拠点とした人材育成への取り組みなどを紹介いたしました。続いて、建築学科の富永教授から、「新潟の気候風土における分散電源ネットワーク技術の利用」について研究紹介を行い、研究室見学では、門松研究室においてコンバートEVの紹介、伊藤研究室において表面筋電信号処理の研究紹介をいたしました。その後、意見交換会を行い、以下の意見・要望をいただきました。

大学の研究が今後どのような産業を創出し、実用化できるのか、またどのような経済効果があるのかが
企業は興味がある。企業に興味を持つような取組み紹介を期待する。
社会人育成事業等において大学には協力いただいている。大学は新しい分野の研究を行い、それを社会
に還元することが大学と産業界が繋がっていくことと感じている。
研究紹介では、これからどのように産業界で生かしていくのかなどの説明があると良いと感じた。ビジ
ネスに結びつく研究紹介を期待する。人材育成においては、グローバルな視点を持った学生の育成に努
めて欲しい。企業は即戦力になる人材を求めている。
医療と工学の連携の取り組みについては、今までにないような事例であると感じた。人材育成は、大学、
企業、共通の生き残りの課題であると考える。


  今回いただいた皆様のご意見を深く受け止め、今後の教育・研究に反映させていきたいと考えています。本学では、「実践型カリキュラムによる職業人育成事業」を進めており、専門教育・教養教育・キャリア教育を体系的に行うキャリア教育トータルシステムの確立を図り、社会から期待される実践型技術者の育成に努めて参ります。 

 

産学連携事例の紹介

 

コンバートEVの紹介

   

意見交換の様子