地域産学交流センターニュース

| 2012年04月06日

   新潟工科大学地域産学交流センターでは、平成24年3月23日(金)に燕市吉田産業会館において、県央地域の本学産学交流会の会員企業との懇談会を開催し、4社の会員企業(4名)から参加いただきました。本地域懇談会は、各地区に大学スタッフが出向き、少人数形式により開催するもので、大学と会員企業との情報交換や会員相互の交流促進と大学への要望をお聞きすることを目的に毎年開催しております。
   始めに、大学側から「産学連携と大学の有効利用」をテーマに話題提供を行、その後、意見交換会により、参加企業の皆様から以下のご要望・ご指摘をいただきました。

社会では自分の能力を超えた困難な問題や難しい仕事に直面する時があるが、その際に挑戦する気持ちを持ち、立ち向かっていけるような人材の育成を大学に望む。
企業も大学も、人を育てることには注力していかなければならない。仕事をするにあたっては、様々なことへの“気づき”が必要であるため、それに対応できるような感性を磨ける教育をして欲しいと考える。
学生には、学習の明確な目標を持たせ、大きな課題に当たった時に強い気持ちを持って立ち向かっていけるような人材育成を望む。
学生には、集団活動等で多くの人と接し、コミュニケーションする能力を高めて欲しい。就職活動における企業研究方法については、インターネットの情報のみで企業や業界を理解したと考える学生がいるが、OB訪問などの様々な視点から研究することが大切であると考える。

 

「産学連携と大学の有効利用」の発表、及び意見交換の様子

   今回いただきました皆様のご意見を深く受け止め、今後の教育・研究に反映させていきたいと考えています。現在、本学では学生の就業力の向上を図るため、専門教育、教養教育、キャリア教育を体系的に行う実践型カリキュラムにより、技術者として必要な「専門力」と「人間力」の育成に努めて参ります。