地域産学交流センターニュース

| 2013年02月07日

   本学地域産学交流センターでは、1月24日(木)に新潟工科大学産学交流会の柏崎地域の会員企業との懇談会を学内で開催しました。この懇談会は、各地区において少人数で、大学と会員企業との情報交換や会員相互の交流促進を図ることを目的に毎年開催しており、当日は17社の会員企業(20名)から参加をいただきました。
   懇談会では、大学の研究事例として、機械制御システム工学科の村山洋之介教授から、「特異な機能を持つチタン合金の開発」をテーマとして、低弾性、超弾性などといった特異な機能を発現するチタン合金の開発について紹介しました。続いて研究室の見学を行い、情報電子工学科の角山研究室では「ファジイ測度を用いた故障診断、及び組込みシステムに関する研究紹介」を、環境科学科の竹園研究室では「納豆菌がつくる環境にやさしい界面活性剤の効率的生産方法の研究紹介」を行いました。その後、意見交換会を行い、本学に対するご意見やご要望をいただきました。


 
産学連携プロジェクトで工科大と連携している。工科大は様々な良い教育研究事業を行っているので、対外的にもっとPRしていくとよいと考える。

 
製造時に不良が発生した場合には解析の手段が無く、本社(県外)で対応していることから、今後産学連携の課題としてお付き合いをさせていただきたい。

 
学生には、社会人として活用できるジェネリックスキルが必要となるため、大学教育においては様々な事象への対応能力の養成に期待している。

   本学では、平成24年度文部科学省の「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の採択を受け、人間力(挑戦力、創造力、コミュニケーション力)を育成するため、企業人を講師とした学内企業実習やPBL実習(※)等を通じて、壁(課題)を乗り越える経験を積ませる取り組みを行っている旨を、就業力育成事業部会部会長の村上教授から紹介をさせていただきました。今回いただきました皆様のご意見を今後の教育・研究に反映させていきたいと考えています。

※PBL(Project Based Learning):課題解決型学習とは、学生に課題(例:研究開発、装置開発、実験等)を提供し、その課題に対して学生がチームを組んで、主体的・実践的に課題解決に取り組むことで、その過程で学生自ら様々な解決手法・技法・プレゼンテーション能力等を学習する教育手法です。PBLを通して、学生の「人間力(挑戦力、創造力、コミュニケーション力)」の育成を目指しております。

意見交換の様子 村山教授の研究紹介
竹園研究室の紹介 角山研究室の紹介