地域産学交流センターニュース

| 2012年11月28日

   本学地域産学交流センターでは、新潟工科大学産学交流会会員企業の方々を対象に去る11月15日(木)〜16日(金)、恒例の先進企業見学会を実施しました。今年は総勢22名で航空機産業に参入している、岐阜県と愛知県の製造業2社を訪問いたしました。

   初日は岐阜県の「株式会社水野鉄工所」様を訪問しました。同社は、徹底したプロフェッショナリズムから生まれたエンジニアリング集団であり、航空宇宙機器部品加工を中心に油圧部品加工・組立などを行っておられます。同社専務からのご挨拶と会社説明の後、工場を見学させていただきました。参加者からは、実際に加工した航空機の部品を目の当たりにし、その切削技術の高さはとても参考になった旨の意見がありました。
   更に見学後に、川崎岐阜協同組合の水野参事・事務局長から航空機産業の現状と新規参入方法の説明をいただき、意見交換を行いました。

   翌日は愛知県の「東明工業株式会社」様を訪問しました。同社は航空宇宙産業(大型旅客機やビジネスジェット機の主翼や胴体部分の構造組立を始め、国産ロケットの製造組立て)のほか、海洋船舶業界や自動車業界、鉄道車両業界、更には航空機用の大物部品梱包箱の製造と梱包事業を展開されております。始めに、同社部長からご挨拶と会社説明の後、工場を見学させていただきました。見学中に偶然、三菱重工のロケット出荷検査にも立ち会うことができました。参加者からは航空機の翼の組立てや実際の出荷検査の精度の高さは大変参考になった旨の意見がありました。

   今回の見学会は航空宇宙産業に参入する2社を見学させていただき、両企業様ともに十分な質疑応答や意見交換の時間をいただき、大変有意義なものでした。
   また、参加者相互の交流も図られ、参加者からは次年度の見学会の要望も寄せられました。

   この見学会は、企業単独ではなかなか見ることができない他社の先進技術を大学が取り持つ企画です。本学としましては地域企業の技術向上のため、今後もこのような勉強会(見学会)を実施して参りたいと存じます。

株式会社水野鉄工所様

川崎岐阜協同組合様の説明

東明工業株式会社様

| 2012年11月10日

  10月25日(木)〜26日(金)に新潟市産業振興センターにおいて、企業や研究機関の方々を対象に「新潟国際ビジネスメッセ2012」に出展しました。
  本学からは、工学と医学の連携の研究事例として「新潟発脊椎機能診断システム」や、「自然エネルギーを利用した屋根雪処理」等のパネル展示や映像紹介を行いました。

ブースの様子

  また、10月26日(金)〜27日(土)に柏崎市民プラザにおいて、環境産業の総合見本市である「柏崎ECO2メッセ」に出展しました。
  展示は、自然エネルギーの利活用システムである「河川に水没して使用するサボニウス水車」と「コンバーターを用いた小型水力発電機」の2種類の水力発電装置の展示・紹介を行いました。
  また、セミナーにおいて、環境科学科の小野寺正幸准教授が「バイオマスの利活用と市内企業の取り組み」について発表を行ったほか、シンポジウムのパネルディスカッションにおいては、情報電子工学科の佐藤栄一准教授がパネリストとして取り組みを発表しました。

ブースの様子

パネルディスカッションの様子