地域産学交流センターニュース

| 2011年11月30日

   本学地域産学交流センターでは、柏崎産業界及び上越産業界との産学交流会を、平成23年11月22日(火)に本学で開催いたしました。柏崎産業界から17社(機関)20名、上越産業界から15社(機関)18名の参加をいただきました。
   交流会の開催にあたり、柏崎市の株式会社飯塚鉄工所を訪問し、工作機械メーカーと開発した6軸複合旋盤を使用した製造工程などを見学いたしました。
   その後、本学に会場を移し、柏崎・上越産業界と新潟工科大学との産学交流会を開催いたしました。本学の花岡准教授からは「技術者倫理」について、地域産学交流センターの原センター長からは「産学連携の進め方や連携事例」について紹介いたしました。
   続いて、柏崎商工会議所会頭の西川正男様及び柏崎市ものづくり活性化センター次長の高橋正智様から、電気自動車事業やものづくりマイスター・カレッジの取り組みなどについて、上越技術研究会のウエノテックス株式会社代表取締役の上野秀正様からは上越難削材加工研究会の活動について紹介いただきました。
   終了後、懇談会を開催し、今後の本学及び両地域間の連携、交流等について情報交換を行い、盛会のうちに閉会しました。

 

株式会社飯塚鉄工所の見学

 

産学連携事例の紹介

 

柏崎産業界の取り組みの紹介

 

上越産業界の取り組みの紹介

| 2011年11月28日

   去る11月24日(木)〜25日(金)の日程で、新潟工科大学産学交流会会員企業の方々と本学教職員との先進企業見学会を開催しました。

  この取組みは、単独の企業ではなかなか見せていただくことが難しい県外の先進企業の見学を大学が主催して行うものであり、県外の先進企業の技術や生産管理、品質管理を実際に見聞すると共に、会員企業の方々と大学、更には会員企業相互の交流を図ることにあります。
毎年、好評を得ており、昨年、一昨年に続き今回で3回目の開催となりました。

  今回は、総勢15名の参加者を得て、北陸地区の3社の企業を視察して参りました。今回は初めて本学の卒業生が企業側の代表として参加するなど、本学としては卒業生の成長を垣間見ることができ、大変有意義な見学会となりました。
【見学先企業】
■YKK 黒部事業所(富山県黒部市)
http://www.ykk.co.jp/japanese/index.html
■コマツ粟津工場(石川県小松市)
http://www.komatsu.co.jp/
■北陸コカコーラボトリング砺波工場(富山県砺波市)
http://www.hokuriku.ccbc.co.jp/index_log.html

  1日目は、世界70の国と地域でファスナー及び建材の製造と販売をはじめとした事業を展開している、YKKものづくり(製品、材料、加工、生産、製造)や生産工程の見学、更には創業者である吉田忠雄様の創業の理念について話を聞きことができました。
  2日目の午前は、コマツ粟津工場を訪問し、中・小型ブルドーザー、小型油圧ショベル、中・小型ホイールローダー、モーターグレーダ及び主要コンポーネントの生産に関する説明を受け、ホイールローダー組立ライン、トランスミッションの製造ラインの見学を行いました。見学後には質疑応答を経て、参加者側からの営業の売込みと名刺交換が行われました。
  2日目の午後は、北陸コカコーラボトリングの「最新・最強の生産設備」を備え、安全で清潔な、周辺の環境に配慮した地球にやさしい21世紀型の工場を見学いたしました。

 

【今回の参加者の皆様 於;YKK】

 

【コマツ粟津工場での質疑応答】

 

【コカ・コーラで一生懸命メモを取り、見学する卒業生】

| 2011年11月28日

  新潟工科大学地域産学交流センターでは、長岡地域及び上越地域において、新潟工科大学産学交流会の会員企業との懇談会を開催しました。長岡地域は平成23年10月7日(金)に長岡市立劇場会議室において、6社の会員企業(6名)から、上越地域は上越観光物産センター会議室において4社(4名)から参加いただきました。本懇談会は、各地区に大学スタッフが出向き、少人数での形式により開催するもので、大学と会員企業との情報交換や会員相互の交流促進と大学への要望をお聞きすることを目的に毎年開催しております。
懇談会では、大学側から、産学交流活動や就職状況の紹介及び研究活動の動向などの話題提供を行いました。
  その後、意見交換会を行い、以下の意見・要望をいただきました。

【長岡地域懇談会】

海外での業務を展開していくうえでは、世界が競争相手になる。このことから、グローバルな視点を持った人材育成が大事でると考えており、大学教育ではこのような観点から学生の教育を行うことは必要と考える。
学生時代には様々な年代の人と多く交流し、コミュニケーション能力を高めて欲しい。
大学から発表があった社会人学生の導入については当社も実績があり、企業の人材育成に有効であると考える。
新事業の創出や今後の事業展開を図っていくためには、これからも新潟工科大学と連携していきたい。

 

産学連携事例の紹介

 

意見交換の様子

【上越地域懇談会】

発表のあった製造分野と医療分野との連携は興味深い。当地域での医療環境に配慮したまちづくり構想に大変参考になるものと考える。
とても斬新的な連携事例であると感じ、製造業と医療は関連性があることを認識した。当社も、このような提案型の事業に取り組んでいきたい。

 

産学連携事例の紹介

 

意見交換の様子

  両地域でいただいた皆様のご意見を深く受け止め、今後の教育・研究に反映させていきたいと考えています。本学では、文部科学省の就業力育成支援事業の採択を受け、「実践型カリキュラムによる職業人育成事業」を進めており、専門教育・教養教育・キャリア教育を体系的に行うキャリア教育トータルシステムの確立を図り、社会から期待される実践型技術者の育成に努めて参ります。