地域産学交流センターニュース

| 2010年12月09日

   本学地域産学交流センターでは、柏崎産業界及び上越産業界との産学交流会を、平成22年12月3日(金)に上越市内で開催いたしました。柏崎産業界から10社(機関)13名、上越産業界から23社(機関)32名のご参加をいただき、本学教職員との交流を深めました。
 交流会の開催にあたり、上越市の株式会社南雲製作所を訪問し、省力化自動機器や機械加工部品の製造工程を見学いたしました。その後、上越の若手技術者のグループであるテクノオアシスが開発した電気ゴーカートの完成披露がありました。
  そして、ホテルハイマートに会場を移し、柏崎・上越産業界と新潟工科大学との産学交流会を開催いたしました。初めに本学地域産学交流センター長の宮澤教授が、教育研究の最近の状況や先月竣工した原子力耐震・構造研究センターの紹介を行いました。原子力の耐震安全性においては、最新技術一辺倒での安全ではなく、原子力安全基盤機構及び東京電力が、原子力施設が立地している地元の本学と連携して安全性と信頼性を高め、最先端の耐震安全に係る研究を実施する組織体制について説明をいたしました。
  環境科学科の藤木一浩教授から「ナノ材料の表面グラフト化による改質と機能化−環境負荷の少ない材料を目指して−」、機械制御システム工学科の中嶋新一教授から「溶接ビード研削をロボット化するための能動工具ホルダーの開発」をテーマに発表を行いました。
 続いて、柏崎ものづくり活性化センターの近藤拓郎次長から、柏崎技術開発振興協会の事業状況についての紹介をいただき、上越ものづくり振興センターの御所窪賢一専門員からは、上越産業界と新潟工科大学との産学連携活動について紹介をいただきました。
 最後に意見交換が行われ、「柏崎ものづくり活性化センター及び上越ものづくり振興センターの機能を十分に活用するとともに新潟工科大学との連携を促進したい」、「新潟工科大学から技術的なアドバイスをいただき、今後、密接に連携していきたい」などの意見が出されました。
  終了後、懇談会を開催し、今後の連携、交流等について情報交換を行い、盛会のうちに閉会しました。
 

 

株式会社南雲製作所の見学の様子

 

電気ゴーカートの試乗の様子

 

産学交流会の様子

 

意見交換の様子