地域産学交流センターニュース

| 2011年08月05日

    新潟工科大学地域産学交流センターでは、平成23年7月26日(火)に新潟工科大学産学交流会の新潟地域の会員企業との懇談会を新潟テルサにおいて開催しました。この懇談会は、各地区において少人数での形式によるもので、大学と会員企業との情報交換や会員相互の交流促進を図ることを目的に毎年開催しており、当日は15社の会員企業(15人)から参加をいただきました。
    懇談会では、先ず大学側から、産学交流活動や就職状況の紹介及び研究活動の動向などの話題提供を行いました。続いて株式会社磯部ハイテック代表取締役の五箇野紘一様から、会社では電子機械や半導体関連機械等の業務が多くなっている現状や、資格取得などの社員教育の取組みを紹介いただきました。
  その後、意見交換会を行い、以下の意見・要望をいただきました。 

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東日本大震災において福島原子力発電所の事故が発生し、原発反対の意見が出ている中、柏崎刈羽原子力発電所の立地地域である工科大学には、逆に安全性などの研究によって、社会に発信する良い機会であると考える。

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学生時代から社会で働くことの心構えを充分に認識させていただきたい。
教職員が企業に訪問する際には、多くの方に社会・企業の現場を認識、理解していただき、社会、企業にの期待に応えられるような学生の教育を行っていただきたい。
インターンシップは単に参加するということだけではなく、就業の研修、実習、実践という視点を重要視し、人材を育成するように取り組んでいただきたい。
大学の研究が民間企業に利用されている事例、産学連携している事業について、社会にもっとPRすることが大切と考える。大学は企業に対して、企業が役に立つことや企業の発展に貢献できることを提案していただきたいと思っている。

   本学は、今回いただいた皆様のご意見を深く受け止め、教育・研究に反映させていきたいと考えています。現在、文部科学省の就業力育成支援事業の採択を受け、「実践型カリキュラムによる職業人育成事業」を進めており、専門教育・教養教育・キャリア教育を体系的に行うキャリア教育トータルシステムの確立を図り、社会から期待される実践型技術者の育成に努めて参ります。

大学の産学連携等の紹介

意見交換の様子

 
株式会社磯部ハイテック・五箇野社長様からの発表