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ACADEMIC RESEARCH

研究に関するインタビュー

TOP > 研究に関するインタビュー > 電波応用研究室 沢田 健介 准教授

沢田 健介 准教授

電子情報学系電波応用研究室

沢田 健介准教授

SAWADA Kensuke

成長するためのツールとして、研究に取り組んでもらいたい

研究の内容を教えてください

研究の内容を教えてください。

電波は、スマートフォンやパソコン、ゲーム・家電のリモコン・船舶や航空機の衝突防止システム・電子レンジ・電波天文などさまざまな分野で使われています。私たちの研究室は、電波を使って人々を幸せにしようということをテーマにしています。具体的には、自動車・船・飛行機の事故を減らし地域モビリティの活性化を目的とした「高度交通システム」。災害時に携帯電話の基地局が機能を喪失しても、通信手段を確保できる「災害に強い無線通信システム」。遠隔操作や自動操縦で使う電波が途切れにくくするための「自動車・船舶・無人航空機などの無線遠隔操縦システム」。この3つを軸に研究しています。

学生が研究室に入ってきたキッカケは何でしょうか?

研究の魅力は何ですか?

アマチュア無線を楽しみ、ラジオやワイヤレスマイクなどを作る子ども時代を過ごし、大学と大学院、企業の研究者として電波一筋でやってきました。電波は目に見えないものですが、研究者の間では「電波が見える」という比喩を使うことがあります。地形や建物の構造を見て、電波が来るか来ないか、弱いか強いかがわかるようになってくるのです。19世紀後半に電波の存在を証明したドイツのへルツ、実用化に成功したイタリアのマルコーニの時代からわずか120年余りで、電波の研究は飛躍的に進み生活を豊かにしてきました。電波研究の魅力は、電波を操り、さまざまな場面での活用を目指して突き詰めていくおもしろさにあると思います。

研究のおもしろさはどのようなところですか?

学生に期待していることはありますか?

1人より、たくさんの人のいろいろな考えの中に、よいアイデアが埋もれているものです。研究室では、ひとつのテーマに2~3人で取り組んでいますが、学生の着眼点にはおもしろいものがあります。研究室を経て、電波の仕事に就くかどうかは本人次第ですが、どんな分野だとしても、ここで学んだ経験を人生の糧にして自分の道を進んでいってほしいと思います。電波のプロになってほしいという願望はないのですが、研究というツールを使って何かしら成長できるはずなので、その成長を社会に役立ててほしいと願っています。

卒業後はどんな分野で活躍できますか?

電子情報系としては、コンピュータ関連の分野が多いようです。まだ卒業生を送り出したことがないのですが、現在卒業研究の指導をしている4年生はソフトウエア会社に内定しています。企業では、大学で学んだことが即実践で役立つことは少なくて、入社後に教育されることが多いと思うので、大学では基礎的なことをしっかり学んでいってほしいです。卒業研究が始まる頃は就職活動も始まる時期でもあるので、その辺のことも参考になることがあれば伝えていきたいと考えています。

受験生の皆さんへ 新潟工科大学は、ものづくりが好きな人を支援する仕組みが整っています。そのせいか、真面目に勉強に取り組んでいる学生が多い印象を受けています。何かしら社会の役に立ちたいと思っているなら、工学の技術や知識は力になるはずです。物理や数学が好き、電波に興味があるみなさん、技術を身につけて理系の力で社会に貢献できる人を目指して入学してください。
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