Interviewed 2018
環境化学が好きだから、博士課程に進んで研究を続けたい
大学院博士前期課程1年発酵微生物工学研究室
小林 由衣乃さん
新潟工科大学を選んだ理由を教えてください
高校生の頃、毎日お弁当箱を洗っていて、汚れをもっときれいに落とす環境に優しい洗剤が作れないかと思い化学を勉強したいと思うようになりました。長岡商業高校を卒業したので、理科系の授業が少なく不安なところもありましたが、新潟工科大には、予約すればいつでも無料で解らないところを教えてくれる「教育センター」があって、サポート体制が整っていたからです。
大学ではどのようなことを学んでいますか
将来は、研究開発職に就きたいという夢に向かって大学院への進学を決めました。研究テーマは「生物系廃棄物の有効活用に関する研究」です。菌体自体がタンパク質である微生物に油を食べさせ、養殖魚や家畜のエサに利用できないかというものですが、いかに微生物に油を残さず食べてもらうかが課題です。現在、7月に開催されるジュネーブでの学会発表の準備をしています。
工科大の良いところを教えてください
学生一人ひとりをきちんと見てくれる指導が行き届いた大学だと感じています。私自身、2年生の時に小野寺准教授に声をかけてもらい茨城県の微生物観察会に参加し、良い経験となりました。また、私が将来どうなりたいか、どんな研究をしたいか、早いうちから気にかけてくれていたので、研究室配属後すぐに実験を始めることができました。
大学の構内で好きな場所はありますか
小学生の頃、従兄が在学していて、ここで開催する「青少年のための科学の祭典」に来たことがあります。この大学で勉強したいと言っていたそうなので、当時の夢は実現しましたね。大学で一番好きな場所は、学生の賑やかな話し声が聞こえる食堂の2階です。適度な雑音があった方が落ち着けるし集中できるので、課題や資格取得のための勉強をしています。
受験生の
皆さんへ
私は、レベルアップを目指して博士課程(後期課程)に進みたいと思っているのですが、高校生の皆さんも、人生は一度きりなので、自分のやりたい事を貫いてほしいと思っています。自分のやりたい事を、誰かの意見で無理にあきらめて後悔するようなことがないように進路を決めてください。後悔しないための入口として新潟工科大学を選んでもらえればと思います。やる気次第で、大学の枠を超えた幅広い学びができると思います。