風・流体工学研究センター開設記念「キックオフシンポジウム」、「施設開放・公開講座」を行いました
3月23日(金)に本学において、「高度シミュレーション技術による地域の「風」の課題解決と人材育成」をテーマにシンポジウムを開催しました。
初めに同センター長の本学富永禎秀教授からセンターの事業概要を紹介の後、「風と私たちの社会~風工学のアプローチ~」をテーマに日本風工学会の野村卓史会長による基調講演を行いました。続いて、新潟大学の赤林伸一教授から「建築・都市と風」、国立研究開発法人防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター長の上石勲氏から「最近の雪氷災害」について特別講演を行いました。また、「小型垂直軸風車の開発を通じた地域企業との連携」について長岡技術科学大学の宮下幸雄准教授から話題提供がありました。
その後、施設見学会を開催し、風洞実験室(風ラボ)において、大型風洞による強風体験、流れの可視化実験、ステレオPIV(粒子イメージ流速計測法)のデモンストレーション、また、風・流体工学研究センターでは、流体数値シミュレーション(CFD)のデモンストレーションを行いました。
3月24日(土)には「風と私たちの暮らし」をテーマに富永禎秀センター長が公開講座を開催し、併せて施設紹介を実施しました。
このシンポジウム、施設開放、公開講座は、本学が文部科学省平成29年度私立大学研究ブランディング事業に採択され、風・流体工学研究センターを開設した記念事業として開催いたしました。参加者からは、「流れの可視化に興味があり、実験してみたいと思った」、「CFDの技術を扱え、風・流体について学んだ学生が増えれば新潟の技術力向上につながると感じた」などの感想があり、多くの皆様に本事業をご理解いただくとともに本学の取組みを紹介する大変貴重な機会となりました。多くの皆様から来場いただきありがとうございました。
キックオフシンポジウム | 流れの可視化実験デモンストレーション | |
大型実験装置による強風体験 | 公開講座 |