工学部・大学院
Faculty of Engineering / Graduate School
工学科3・4年次 医療福祉工学コース
機械制御や情報処理を基に医療や福祉に貢献する機器開発などを学ぶ
医療福祉工学コース
超高齢社会となった日本には、”ものづくり”についても今までとは少し違う考え方が必要です。
高齢者や障害者のため、そして誰にでも使いやすく”ものづくり”の視点から医療や福祉を学び、
人とのつながりを大切にする技術を身に付けます。
ピックアップカリキュラム
バイオメカニクス
生体の機能と構造、特性と、そこで応用される工学的な知識や技術を学びます。これらを体系的に習得することで、将来、医療や福祉分野に関連した産業で活躍できるエンジニアとしての必要なセンスを身に付けます。
生体情報計測
医療福祉工学機器の多くは、生体の状態を観測するため、生体の情報を適切に計測する必要があります。生体情報工学の基本から、心電図や筋電図などの生体電気信号、血圧や体温などの生体非電気現象の計測原理と方法を学びます。
医療福祉工学コース実験Ⅰ・Ⅱ
筋肉の電気信号や指先の脈拍など微小な生体信号を計測するために必要なアナログ電子回路の実験から、計測データの統計処理について学ぶ実習、唾液成分を計測してストレス評価を行う実験、さらには車イス利用者や高齢者に対する住環境の課題を探り、バリアフリーやユニバーサルデザインについて考えるテーマもあります。
生体制御
私たちの手や足の動作を可能にしている筋収縮や神経のはたらき、それらをとりまとめて支配している脳の制御機能等について学びます。また人工的なロボットに同じ動作を行わせるには、どのような機器、インターフェース及び制御方式を備えるべきかを常に問い、人に近いヒューマノイドの実現について考えていきます。
総合科目 | 工学ゼミV・VI・VII・VIII/卒業研究 |
---|---|
専門共通科目 | 統計学/光学基礎/品質管理/電力エネルギー/放射線・原子力基礎/パワーエレクトロニクス |
技術者教養科目 | 知的財産法 |
コース科目 | 医療福祉工学概論/バイオメカニクス/福祉住環境/生体機能材料/生体情報計測/画像情報処理/機械CAD/立体造形/認知科学/生体制御/技術英語 |
コース実験科目 | 医療福祉工学コース実験I・II |
主な卒業後の進路
医療機器・障害者支援器具の開発者・整備技術者 など