工学部・大学院

Faculty of Engineering / Graduate School

博士前期(修士)課程

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博士前期(修士)課程の概要

大学院工学研究科博士前期課程では、日進月歩の技術革新を担う専門性を要する職業に従事する人材の育成と、現在研究開発に従事している社会人の再教育を行うことを目的としています。
当課程では、「実践力のある技術者」を育成すべく、専門力、課題発見力、創造力、実践力、およびコミュニケーション力、の5つの能力伸長を目指します。このため、高度な基礎学力と深い専門知識を養成する「専門科目」、自身の専門性を発揮する力と広い視野を涵養する「共通科目」、高度な専門的基礎力と方法論を涵養する「特別演習」、研究課題について研究を行い高度な専門性を涵養する「特別研究・特定研究」、の4つを、教育課程の柱としています。
科目選択の指標とするため、専門科目は以下の3グループとしています。

機械・材料・化学グループ

デジタル製造技術の進展など、ものづくりの技術が革新的に変わろうとしています。また、ものづくりで求められる技術や製品も、高齢化社会の到来、人口減少問題、環境問題、省資源省エネルギー問題といった人類史的課題を克服し、新たな産業を創出するようなものが求められています。
ものづくりの学びも、力学と生産技術を基本とした機械工学から、新素材、環境・生命科学、エネルギー工学から食品科学に至る幅広い分野に対応し、新しい技術を生み出せる幅広い学びが求められています。
機械・材料・化学グループでは、機械工学分野の教育を基盤として、先進的な製造技術、材料科学とその機械への応用や環境・生命化学分野と幅広い分野について開講科目を配し、機械工学、材料科学、化学の基礎を理解するとともに、エネルギー、環境、生命化学に至る幅広い分野を学び、人々の生活をより豊かにする新しい技術を生み出せる力を身に付ける教育を行います。

開講科目

機能性材料科学特論 / 環境調和材料特論 / 化学工学特論 / 微生物工学特論/ シミュレーション工学特論 / 食品機能解析学総論 / 分散システム構成論 / 酵素利用学特論 / 高温構造材料強度学特論 / 移動ロボット工学特論

知能機械・電気電子情報グループ

コンピュータが組み込まれた知的な機械を通信ネットワークで接続した高度な生産システム、AI技術を活用して大量のデータを解析し、必要な情報を得る情報処理システム、急速に進みつつある少子高齢化に対応し、安全な社会を実現するための医用デジタル技術が日々発展を続けています。 知能機械・電気電子情報グループでは、機械と電気電子を融合したロボティクス等を対象とする知能機械・ロボティクス分野、情報通信ネットワークとコンピュータ並びにソフトウエアを対象とする情報通信分野、及び生体や医療福祉を対象とする医療福祉工学分野に関する教育を行います。

開講科目

ロボット制御論 / 計測制御工学特論 / 動的システム特論 / 先端生産システム特論 / 電磁気学特論 / 電気電子回路特論 / 通信・ネットワーク工学特論 / 知能情報工学概論 / 生体信号処理特論 /サイバネティクス / 医用・福祉工学 / メディア情報応用

建築・都市環境グループ

建築・都市の安全性に大きく係わる耐震・耐風・耐雪構造の設計や材料生産などの構造系科目、利便性や意匠性に大きく係わる建築物の計画・デザインや都市計画・まちづくりなどの計画系科目、地域環境や地球環境と調和のとれた安全かつ快適な建築・都市空間を創造するための環境系科目について、より高度かつ先進的な教育を行います。

開講科目

建築材料学特論 / 建築構造学特論 / 建築計画学特論 / 都市計画学特論 / 建築環境設備設計特論 / 建築環境制御学特論 / 建築防災学特論 / 都市防災学特論

共通科目

開講科目

知的財産概論 / 知的財産戦略論 / 実践英語 / 応用数学特論 / 物性工学概論 / 地域連携プロジェクト

必修科目

開講科目

特別演習 I / 特別演習 II / 特別研究 I / 特別研究 II

※開講科目は2023年度の教育課程です。