工学部・大学院
Faculty of Engineering / Graduate School
工学科3・4年次 素材科学コース
金属からプラスチックまで材料の性質を幅広く学ぶ
素材科学コース
さまざまな製品をつくるには、構成材料となる物質の特徴をよく理解することが大切です。
化学、物理の知識を基礎として、いろいろな物質の性質と利用法を学び、
新しい素材・材料を開発したり“ものづくり”へ応用できる技術を身に付けます。
ピックアップカリキュラム
無機材料化学
金属やガラス、セメントなどに代表される無機材料は、その優れた熱・機械的、電気的、光学的性質などを応用しています。これら無機材料の優れた性質や合成について、原子・電子レベルに基づいた化学的視点から学びます。
構造・伝熱シミュレーション
工業製品や食品製造を支える装置の設計には強度や耐久性が求められます。高機能な製品や装置を設計するために、各部の力や温度の分析、その伝わり方を理解する手法であるシミュレーション解析の理論や解析手法を学びます。
構造・機能性材料
自動車には、車体の高張力鋼板やモーター駆動用のネオジウム磁石のように、多くの構造用材料と機能性材料が使われています。航空宇宙産業から工作機械まで多くの工業製品の機能は、工業材料の性質に支えられています。「構造・機能性材料」では、構造用材料と機能性材料の様々な性質の由来とその制御を材料学的に学びます。
高分子材料化学
プラスチック、ゴム、繊維など、私たちの日常生活の中で最も身近に存在する物質であり、容器・包装材料など様々な用途に利用されている高分子材料について、その素材の性質・特徴と化学構造・成形加工法とがどのように関連しているのかを学びます。さらに、電子材料や医用材料など先端素材としても応用されている実例を示し、新しい機能や特徴について理解を深めます。
総合科目 | 工学ゼミV・VI・VII・VIII/卒業研究 |
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専門共通科目 | 統計学/光学基礎/品質管理/電力エネルギー/放射線・原子力基礎/パワーエレクトロニクス |
技術者教養科目 | 知的財産法 |
コース科目 | 構造・機能性材料/応用材料力学/材料分析化学/高分子材料化学/無機材料化学/生体機能材料/応用材料分析化学/構造・伝熱シミュレーション/熱・流体シミュレーション/電気・電子材料/先端材料の化学/技術英語 |
コース実験科目 | 素材科学コース実験I・II |
資格
取得できるもの | 高等学校教諭一種免許状(工業) ※教職課程履修者 |
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取得を支援するもの |
甲種危険物取扱者※指定科目履修者 品質管理検定 毒物劇物取扱責任者 固体力学分野の有限要素法解析技術者 熱流体力学分野の有限要素法解析技術者 |
主な卒業後の進路
各種製品の開発・製造技術者、化学品や素材の生産工程管理者 など