工学部・大学院
Faculty of Engineering / Graduate School

工学科3・4年次 食品工学コース
安全・安心でおいしい食品をつくる技術を学ぶ
食品工学コース
食品には、栄養とおいしさとともに、健康の維持や病気の予防といった機能もあります。
それらの機能を低下させることなく、食品の加工・保存を効率的に行う方法を学び、
安心で豊かな食生活を支える技術を身に付けます。
ピックアップカリキュラム

食品機能学
食品には、おいしさと共に身体のはたらきを整える作用が知られています。従来は単に何となく身体によい食品と言われていたものが、近年、科学的にその作用が認められるようになってきました。こうしたいわゆる「機能性食品」について体系的に学びます。

お米の科学
新潟県が誇る食品素材の主役は何と言っても米であり、主食としても加工素材としても重要です。米粉を始め、多様な米加工に役立つ米の科学を学ぶとともに、健康に寄与する新たな米の付加価値について学びます。

味と香りの食品学
「おいしい」や「いい香り(匂い)」と感じるしくみを科学的に学びます。食品の味や香りは化学物質です。味や香りの分子が味細胞や嗅細胞の受容体タンパク質に感知され、その情報が神経や脳に伝達されるしくみを生理学、神経科学、脳科学、生化学、分子生物学などの視点で学びます。

発酵工学
納豆、漬物、みそ、しょうゆ、鰹節、酒のような日本の伝統的な食品や飲料、パン、ヨーグルト、キムチ、ワイン、ビール等海外で生まれたもの、これらは、いずれも発酵によって加工されたものです。近年ではアミノ酸や抗生物質等も発酵によって作られているものもあります。発酵工学では、発酵の原理・特徴について学びます。
総合科目 | 工学ゼミV・VI・VII・VIII/卒業研究 |
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専門共通科目 | 統計学/光学基礎/品質管理/電力エネルギー/放射線・原子力基礎/パワーエレクトロニクス |
技術者教養科目 | 知的財産法 |
コース科目 | 味と香りの食品学/食品安全学/食品機能学/食品流通システム/発酵工学/食品工学I・II/構造・伝熱シミュレーション/機械保全技術I・II/メカトロニクス/お米の科学/生命工学/技術英語 |
コース実験科目 | 食品工学コース実験I・II |
主な卒業後の進路
食品業界の企画・開発技術者、製造技術者 など