屋根雪荷重計測データの収集自動化に関する実証を開始~ICTを活用した雪害対策~
本学とNTT東日本新潟支店は、ICTを活用した雪害対策のための屋根雪荷重計測に関する実証実験を以下の通り行います。
1.背景
昨年末から本年にかけての記録的な大雪により、新潟県をはじめ各地域の市民生活に大きな影響がもたらされました。
降雪による影響が大きかった地域の中には、人手不足や高齢化が重なり「除雪・雪下ろし時の事故」「家屋損壊」等が深刻な地域課題として顕在化しています。
こうした地域課題の解決及び住民生活の安全確保に資するため、 振動計測による屋根雪荷重の推定に関するノウハウをもつ新潟工科大学(涌井講師)とICT活用に強みを持つNTT東日本が連携し、ICTを活用した雪害対策に関する実証実験を行います。
2.振動計測による積雪荷重の推定とICTを活用した雪害対策の実証実験概要
柏崎エリアに設置した振動計測装置に通信機器を組合わせ、計測地点の積雪荷重データの自動把握と見える化
3.実証実験時期
2021年3月12日(金)開始(予定)
検証結果を踏まえ、本学の佐藤教授も参画し、今後の本格運用 に向けた検討を行っていきます。
4.今後の展望
本実証実験を通じて得られたデータの見える化(地理情報システムでのマッピング等)により活用し、産官学が連携した新たな防災ソリューションの確立や各種センサで得られるデータ活用(高齢者見守り等)を目指し、地域課題の解決に取り組みます。
【本件に関する問合せ】
NTT東日本 新潟支店企画総務部 企画担当
Mail : niigata-kouhou-ml@east.ntt.co.jp
新潟工科大学 地域産学交流センター
Mail : career-sangaku@adm.niit.ac.jp
【参考情報】
日本経済新聞記事(2021年3月6日朝刊)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB054WA0V00C21A3000000/