防災キャンプ2023を実施しました
10月12日(木)16時に大学キャンプ場Fiestaで防災キャンプ2023を正課外活動として実施しました。
このプログラムは、 柏崎市で震度6強の地震が発生し、ガスや水道などのライフラインに被害が出て、近くにある避難場所の工科大に避難し、一晩を過ごすという設定のもと、公益社団法人中越防災安全推進機構(以後、中越防災)地域防災力センター野村コーディネーターの進行ではじまりました。日頃から防災を学んでいる都市防災コースの3年生12名の他、大学キャンプ生活に所属する12名の学生、東京電力柏崎レジリエンスセンター 防災広場設計・デザイン協働検討プロジェクトに参画した4年生の学生も参加しました。
以下の4点を目的として実施しました。
・自らが被災した場合に、自身や周りと協力し、必要な技術や知識を知り、「生き抜く力と知恵や工夫」を育む
・田尻工業団地に建設するレジリエンスセンター(防災広場)のデザインを考慮や活用イメージを考える機会とする(関連記事はこちら)
・キャンプの経験がない学生の実体験プログラム
・学生の視点で防災キャンプでの災害時を想定した知恵や工夫
【日没までに寝床を確保するためにテントを設営。体育館では段ボールベッドを設置】
【限られた明かりの中で、水や火を使用せずに食べることの出来るレスキューフーズで夕食】
【軽自動車・小型普通車・1BOXの限られた明かりの中で、サイズの異なる車両で、車中泊が必要になった場合はどういった工夫が可能かなどの検討】
【(公社)中越防災の田中さんより、地震発災時の咄嗟の行動や避難生活と食事、車中泊での課題の提示を2004年の中越地震の体験を交えながら講話をいただきました。聴講後は、学生から真剣な質問が続出】
【翌朝は牛乳パックを用いた熱々のホットドッグで朝食】
参加した学生からは「テントで宿泊をしたが、この季節でも非常に寒かった。一晩でも大変なのに災害が発生した場合にはこれが数日も続くと思うと備えが大切だと感じた。」、「温かい食事を食べることが出来ることが、すごくありがたいと実感した。」「車中泊体験をすることで、家族で泊まることなど色々なことを想定することが出来た。」といった感想が述べられました。
今回の防災キャンプ実施にあたり、中越防災様から企画立案いただき、東京電力ホールディングス株式会社新潟本部様から運営協力およびレスキューフーズなど災害食品等の提供、グリーン産業株式会社様と株式会社新越ワークスユニフレーム事業部様からのキャンプ用品の拝借、使用方法指導をいただくなど、多くの皆様に多大なご協力いただき、無事終了できましたこと深謝申し上げます。