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防災広場の設計・デザインを発表しました

2023/10/02

 東京電力柏崎レジリエンスセンター 防災広場設計・デザイン協働検討プロジェクト学生成果発表会が、9月28日(木)に本学で行われました。

 この発表会は、今年4月に東京電力ホールディングス株式会社と本学が、同センター・防災広場の活用等に関する産学連携協定を締結したことを受けて実施したものです。プロジェクトとしては昨年の12月から、同社と本学で建築と都市防災を学ぶ学生が協働で、緑地エリアの設計デザインに関する意見交換会を行っており、この日がその成果を関係者に披露する機会となりました。関連記事

 プロジェクトに参加した学生は都市防災コース12人、建築コース9人の4年生21人で、就職活動や進学準備、さらには研究室での活動と並行しながら、市内の田尻工業団地内に整備される防災広場のデザイン案と活用方法について検討してきました。この日は17人が参加し、代表する7人が模型やプロジェクタを使って成果を発表しました。

 学生からはこの広場について、災害時に必要な設備や機能のほか、平常時には市民の憩いの場としてキャンプやドライブインシアター、ドッグランとしても活用するアイディアが披露され、関係者を唸らせる場面もありました。

 今後はこの提案をもとに具体的な整備が進められ、学生は引き続き完成までと完成後も関わっていく予定です。実際の作業は後輩たちに引き継がれますが。学生にとっては最高の生きた教材となりました。

【東京電力柏崎レジリエンスセンター】
 近年激甚化する災害への備えや対応力向上のため、東京電力が首都圏と同時被災リスクの少ない日本海側の柏崎市田尻工業団地内に建設する施設。 事業継続に必要となるバックアップ用事務センターを備え、電力安定供給の復旧に必要な資機材を保管する防災用備蓄倉庫、非常時は防災機能が整備された広場として、地域の方々に開放する緑地エリア等の機能を有する。敷地面積は29,142.75㎡。完成は 2026年3月を予定。

模型:手前の駐車場がドライブインシアターに 模型:カーポート(1/50)、屋根材は内部が見やすいように省略されている
   
挨拶する田邊裕治学長 学生の取組を説明する樋口秀・建築都市学系長
     
取組内容を説明する学生 模型の位置を示しながら解説
     
参加した学生と関係者による記念撮影 新聞社とテレビ局の取材を受けました