風・流体工学研究センターの富永禎秀センター長が1月8日（火）、中国・哈爾濱（ハルビン）市の哈爾濱工業大学で招待講演を行いました。この講演は、同大学の土木工程学院の院長で建築構造を専門とするFeng Fan（范峰）教授の招きにより、今後の共同研究プロジェクトを具体化するために、同大学を訪問した機会を利用して行ったものです。

　哈爾濱工業大学は、現在の中国東北部最高学府として知られており、土木工学部門は、一級国家重点学科となっています。また哈爾濱市は、新潟市と友好都市となっており、氷と雪をテーマにした「哈爾濱国際氷雪節」が国内外で有名です。

　講演の内容は CFD（数値流体力学）を用いた建築物周辺の積雪分布予測に関するこれまでの研究の流れと今後の展望について解説したもので、質疑や講演終了後も教員や学生から大きな反響がありました。今後、建築物周辺の積雪分布のシミュレーションに関して、同大学の研究グループと共同研究を進めていく予定です。