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卒業研究に協力いただいた企業で研究成果を披露しました

2021/03/18

 建築コース4年の鈴木愛加さん(写真左)が3月17日(水)、卒業研究でお世話になった糸魚川市の株式会社カネタ建設(産学交流会会員企業)で研究成果を報告しました。

 鈴木さんの研究は、高齢者住まいでの段差(バリア)の状態と高齢者の行動が、身体レベルの維持にどう関係するかをアンケート調査で明らかにすることで、同社介護事業部のデイサービスを利用する方にご協力いただきました。

 調査の結果、住宅内のバリアやリビング・居室が2階にあることが、日常的な健康体操となって、健康維持につながっていることが明らかになりました。

 研究報告の後、同社の猪又直登社長らから「高齢者が住宅で暮らしながら介護予防につながるというとても有用な研究で、ぜひ介護事業部で参考にさせてもらいたい。今後は、具体的にどのような動きが介護予防や身体維持に有効かが明確になっていくと、より意味のある研究になる」との感想をいただきました。

 4月から長岡市の住宅メーカーに勤務する鈴木さんは「デイサービスで直接話を聞くことで問題意識が高まり、勉強になった」と話していました。

 指導教員の黒木宏一准教授も「糸魚川のほかにも、柏崎や長岡の健康体操に出向いてのアンケート調査は手間がかかったと思う。その頑張りはすごかった」と称えていました。