6月8日（水）4限にキャリア形成科目である｢産業と大学｣において株式会社田中衡機工業所 代表取締役社長の田中康之氏からご講演いただきました。 

　株式会社田中衡機工業所は、新潟県三条市に本社を置き、創業から110年以上にわたり、産業用計量器の製造販売を手掛けている、新潟県を代表するものづくり企業です。
　同社は日本全国にある空港のANA手荷物カウンタースケールのシェアを100％獲得している他、自動車メーカーで使われる車重計量機や、養豚所、競馬場といった、様々な産業で使われる計量機を製造しています。 

　また、同社と本学の機械システム学系（村上研究室）が連携し、畜産業に役立つ研究を共同で行っております。

　講演では、同社の設立経緯を始めとし、企業、そして働く人にとって「理念をもつこと」の重要性を題材にお話しをいただきました。
お話の中では、同社がこれまで携わってきた事業で、どのような方法で企業理念を実現してきたかを例に、学生には、これから自分の理念を掲げ、学業面でも生活面でも、失敗を恐れず様々なことに挑戦してほしい、と力強いメッセージをいただきました。

　受講した学生からは、「今後は興味を持ったことや関心のある分野に、無理かどうか、周りの目を気にする前に、まずは関わるようにしたい。」「今はまだ自分の中に強い理念を見つけられていないので、授業や実習、人とのつながりを通じて、理念を見つけていきたいと思った。」といった感想があり、大変有意義な講演となりました。