7月12日（水）4限に、キャリア形成科目である｢産業と大学｣において、株式会社ネクスウェイ取締役専務執行役員CTOの荒野高志氏からご講演いただきました。

　 株式会社ネクスウェイは、東京都江東区に本社を置き、ネットワークサービスやクラウドシステムの提供、ソフトウェア開発等を手掛ける、情報通信サービス企業です。

　講師を務めていただいた荒野氏は、日本電信電話株式会社のインターネットサービス事業OCNのネットワーク設計や構築担当、インテックグループの先端技術研究所長を歴任しており、社外活動として、国内外のインターネット系業界団体にて、IPv6普及啓蒙活動などにも貢献されています。

 　講演では、「世の中を変えていくインターネットとAI～歴史と未来展望～」と題し、コンピュータの誕生から現代のIoT・AIの技術革新に至るネットワークと情報通信技術の歴史と、技術進歩に伴う産業と生活の変化のとらえ方に関するお話しをいただきました。

　また、お話の中では、AI技術の進歩を中心とした、今後起こりうる大きな技術変化にどのように対応するか、また、今後の時代を担う学生たちが、予測不可能な社会に対してどのように考え、何を準備すべきか、力強くお伝えいただきました。

　受講した学生からは、「AI技術が進化してもなお必要とされる、人間にしかできない『課題を自ら見つけ、解決するプロセスを考える思考力』を伸ばしていきたい」「製品の開発段階において、モノを買って消費することから、モノを介して消費することに思考を広げ、顧客のニーズを考慮することを強みにする必要があると思った」といった感想があり、ものづくりを学ぶ学生にとって、未来の技術革新に対する心構えの必要性を強く感じたようです。